中条あやみが『TOKYO MER』で見つけた“前向きな自分” 鈴木亮平からの言葉が励みに
第2話で比奈先生と中条あやみが乗り越えた壁
――本作を通して、役者としての成長を感じることもあるのではないでしょうか。
中条:このドラマは私の中でも一番大変な作品で、最初は「ついていけるかな」とか、「私が居てもいいのかな」とか、いろんな気持ちがありました。でも、第2話を乗り越えたことで比奈も成長しましたし、私自身も比奈と一緒に成長しているというか、「怖い」とか「不安だな」という気持ちよりも、もっと医療のことを学びたいとか、もっとみんなの役に立ちたいとか、前向きな気持ちの自分がいるなと思います。
――今後の女優業への自信にもつながりそうですね。
中条:いやぁ……でも、この作品を乗り越えられたら、なんでもできる気がします(笑)。
――第2話の撮影に臨む上で、意識したことも聞かせてください。
中条:いろんな人に共感していただいて、「私もがんばろう」と思ってもらえたらいいなという気持ちと、医療に携わる方が観ても“リアルなもの”ができたらいいなという思いがありました。研修医の方のテンパり度がどのくらいなのかとか、比奈はここまでポンコツでいいのかっていうことを、医療監修の先生に何回も何回も聞いて。「研修医の方は、最初は本当に何もできない状態だから、比奈ちゃんもそれで大丈夫だよ」と言っていただきましたが、リアルな研修医を演じたいという思いで、何度も確認していましたね。
――比奈先生と同じように、中条さんご自身も、鈴木さん、賀来賢人さんら先輩方からお芝居について学ぶことも多いのでは?
中条:みなさん色々な経験をされていますし、演技を見ていると本当に勉強になるので、それを日々盗めたらいいなと思っています。こういうシーンのこの表情は、こうやって作るんだ、と。あとは、たくさん質問をしていますね。たとえば亮平さんに、どうすれば“やってる感”が出るのかとか、「この手術の場合はどうすればいいですか?」って質問すると、「こういう風に動かすと、それっぽく見えるよ」と、たくさんコツを教えてくださります。
――今作は、劇中でもマスク姿が多いので、ふだんとは違った苦労もあるように思います。
中条:ここまでマスクをして演技をすることがなかったので、モニターをマネージャーさんに携帯のカメラで撮ってもらいました。それを確認したら、自分が思っているよりも顔の表情が出ていなかったので、目の表現はすごく繊細で、もっと大きくやらなきゃいけないこともあるんだなと感じました。あらためて目の演技についても、考えていかなきゃいけないなと思いましたね。
――今後の比奈先生の活躍も楽しみです。
中条:まだ一人前にはなれていないけど、一人前になろうと成長する姿だったり、みんなの力になっていこうと頑張る比奈の姿に、自分のためではなく、誰かのために頑張る強さを感じていただけたらいいなと思っています。
■放送情報
日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、 佐野勇斗、佐藤栞里、フォンチー、佐藤寛太、菜々緒、鶴見辰吾、橋本さとし、渡辺真起子、仲里依紗、石田ゆり子
脚本:黒岩勉
プロデューサー:武藤淳、渡辺良介、八木亜未
演出:松木彩、平野俊一
製作:TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/
公式Twitter:@tokyo_mer_tbs