中条あやみ、女優として着実に進化中 日曜劇場『TOKYO MER』新人役は新たな挑戦に?

中条あやみ、『TOKYO MER』は挑戦に

 7月4日から放送の日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)で、ヒロインの研修医役として日曜劇場に初出演する中条あやみ。最近はドラマ『白衣の戦士!』(日本テレビ系)や『君と世界が終わる日に』(日本テレビ×Hulu)など、コメディからシリアスまで幅広く演じ、女優として着実に実力をつけてきている。

 『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、最新医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、重大事故や災害・事件の現場に駆けつけ、命を救うために危険な現場に勇猛果敢に飛び込んでいく救命救急チーム“TOKYO MER”の活躍を描く物語。中条演じる弦巻比奈は、万全の医療体制のもとで循環器外科を目指す研修医だったが、無理やりTOKYO MERのチームに参加することになり、救命救急の現場に戸惑い、主人公・喜多見幸太(鈴木亮平)のやり方に反発するという役柄だ。

 近年の中条といえば、『白衣の戦士!』で、元ヤンキーの新米ナース役に挑戦。余計なことをしては失敗ばかりで、言うことを聞かない患者には凄んだり、変顔を連発したり、思ったことを直ぐに顔に出す表情の豊かさなど、これまでのイメージとは真逆の等身大のおてんば娘を熱演。泥臭くコミカルな演技という役の幅を広げた。その後も、『閻魔堂沙羅の推理奇譚』(NHK総合)で、閻魔大王の娘を演じるなど中条のヒロインとは別のコメディエンヌ的側面がより見えるようになった。

 『TOKYO MER』の弦巻は、新人だけどプライドが高く、自分はできると信じている性格なので、頭の固い研修医が、喜多見の命最優先の行動に感化され一人前になっていくというストーリーが浮かぶ。そうした成長物語でありつつ、新人から見た現場という狂言回し的な役も担っているだけに注目だ。日曜劇場出演は俳優としての一つのステータスであるのと同時に、目の肥えた視聴者が多い枠なだけに、演技がいつも以上にクレバーに評価されるだろう。

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