『シェフは名探偵』で濱田岳が果たす役割 天才シェフ・西島秀俊の橋渡しとなる存在に

『シェフは名探偵』で濱田岳が果たす役割

「でも、わからないからわかろうとするんじゃない?」

 西島秀俊主演ドラマ『シェフは名探偵』(テレビ東京系)第2話。グルメな人たちがこぞって訪れる噂のビストロ「ビストロ・パ・マル」を舞台に、西島演じるシェフ三舟忍が人並み外れた洞察力で客たちが巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を鮮やかに、お節介に解いていくグルメミステリー。

 毎話2つの問題が起き、その解決までが描かれるフルコースぶりだ。

 第2話では、料理やその素材に込められた想いを三舟が読み解き、客たちの止まっていた過去の時間を進めた。1組目では婚約女性の元恋人の存在が気になる男性客の誤解を解き、そして2組目では人気エッセイストが誤解の末パリに置き去りにしてきた元恋人の隠された真意を三舟が2種類の「ガチョウのコンフィのカスレ」を通して“種明かし”して見せた。

 本作にギャルソン(給仕)として登場し、語り部も務める高築智行役を演じるのが濱田岳だ。主演の西島にも「岳くんは、本当に天才ですね。年下ですが、すごいと思います。僕と岳くんは、共に西田敏行さんを師匠と呼ばせていただいているのですが、西田さんの跡を継げるのではないかと。いろんなものをどんどん作り出していく力を、岳くんに感じますね」と言わしめるほどに、個性派かつ演技派俳優として独自のポジションを確固たるものにしている(参照:「シェフは名探偵」西島秀俊×濱田岳の爆笑対談|TVガイド)。実際に濱田は『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(テレビ東京系)にて、映画シリーズで西田敏行が演じていたハマちゃんの新入社員時代を好演し、映画ファンからも絶賛された。

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