広瀬すず×櫻井翔『ネメシス』最終回はチーム集結の大団円エピソードに 映画化の可能性は?

『ネメシス』最終回はメンバー集合の大団円に

 菅研究所に監禁されたアンナ(広瀬すず)と始(仲村トオル)を救出するために、“チームネメシス”総動員で足取りを追った風真(櫻井翔)と栗田(江口洋介)。そして廃工場に乗り捨てられた車の後部座席でなにかを見つけた風真が言う、いつもの決め台詞。6月13日に放送された『ネメシス』(日本テレビ系)最終話は、その決め台詞にあるとおり「真相解明のお時間」と呼ぶべき大団円エピソードに。概ね期待していた通りのエンディングを迎えることとなった。

 星(上田竜也)から渡されたバッグの中に入っていた遠心分離機を使い、車から採取した土が石灰岩であることを突き止めた風真。石灰岩が採れる場所の近くに菅研究所があると断定し、タイムリミットが迫るなか向かう面々。一方で菅研究所のなかでは、研究データの解凍を進めていた朋美(橋本環奈)があることに気が付く。それは始の研究データが膨大になった理由。遺伝性大脳変性症(HSCM)を引き起こす遺伝子はひとつではなく、まだすべてが解明されたわけではなかったということだった。そして風真たちが研究所に侵入した頃には、すでにアンナたちの閉じ込められた部屋の酸素は抜かれていた。

 黄以子(大島優子)の運転テクニックで一気に研究所までぶっ飛ばし、中国雑技団で得たリュウ(加藤諒)の技で通気口ダクトに侵入。タカ&ユージ(勝地涼&中村蒼)は“あぶない刑事”としてのタフさで志葉(板橋駿谷)と真正面から戦い、星の道具、姫川(奥平大兼)のハッキング技術、緋邑(南野陽子)が風真に持たせた“例のもの”がフル稼働。チームネメシス全員に見せ場が用意されたこの最終回は、もっぱらこのドラマがオールスター作品であることを強調させていく。たしかに前回までの段階で明らかにされるべき“謎”と呼べるものはすべて出払っており、これはかえって待ちに待った展開といえよう。

 もちろん見せ場はネメシスの探偵たちにも用意されている。研究所から出てくる研究員たちを片っ端からなぎ倒していく栗田に、大和(石黒賢)が研究所の爆破装置を起動したなかで焦らずに脱出マジックを成功させた風真。アンナも低酸素状態ながらもカラリパヤットで志葉へのリベンジマッチに勝利。そこに始の死によってもたらされるドラマ性が与えられ、ここまでやってもまだ20分近くエピローグの余裕が残されているのだから、いかに凝縮されていたかがよくわかる。そしてエピローグには自分の生い立ちを肯定できないままインドに帰ろうとするアンナの葛藤と、ネメシスの再始動までが描かれており、1エピソードに詰め込まれる情報量の多さが最終話まで尽きなかったのはお見事である。

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