橋本環奈、『ネメシス』の“狂気の演技”で新たな扉? 広瀬すずとの対峙で見せた自身の強み

橋本環奈、『ネメシス』狂気の演技で新たな扉

 広瀬すずと櫻井翔のW主演の日本テレビ系連続ドラマ『ネメシス』で、まさかの黒幕になった橋本環奈。ここ最近は演じる役の幅も広がり、個性派としても存在感のある女優へと進化を遂げている。

 本作は、広瀬演じる天才助手・美神アンナと、櫻井翔演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、栗田一秋(江口洋介)が立ち上げた探偵事務所「ネメシス」に舞い込む難事件を次々と解決していく、1話完結型のミステリーというのが表向きの設定で、その裏には、失踪したアンナの父親・立花始(仲村トオル)の行方と20年前の事件の真相究明が、事件と複雑に絡み合う物語。

 第8話で、始と同じ研究室に在籍していた大和猛流(石黒賢)によって、アンナは始の手によって作られた世界初の「ゲノム編集ベイビー」だと知らされる。始は世界トップクラスの遺伝子研究者で、20年前にゲノム編集した受精卵を作り出すことに成功するも、何者か(推進派の大和が濃厚)によって盗み出され、遺伝子学者・菅容子(今村美乃)が率いる菅研究所(菅研)で、美馬芽衣子(山崎紘菜)を代理母として子供を産ませようとするも脱走し、研究所の外で生まれたのがアンナ。風真は約20年前に始の研究室の部下、栗田は始の高校時代の親友で、20年前の犯人探しを依頼されていたというのが本当の関係性だ。

 さて、橋本演じる四葉朋美が登場したのが第3話。八景島シーパラダイスで、ペアでないと入れないアトラクションがあり、困っているアンナの前に朋美が現れる。自称理工学部4年で建築を勉強する女子大生で、数学の天才。アンナの天才的な頭脳と同じレベルで会話ができることで意気投合し、朋美は何でも相談できる唯一の親友だ。しかし第8話の終盤、真実を聞いて責任を感じたアンナは姿を消して朋美のもとへ行き、最初は心配する朋美だったが、真相を話さないアンナに対し、突然笑いながら踊り出し、「女子大生四葉朋美です、キラっ! とかマジめんどくさい。腹立ちますよね。それだけパーフェクトな体と頭脳を持って生まれてきたのに何グダグダ言ってるんですか?」と豹変し、自分はネメシスが探していた菅容子の娘だと暴露。朋美の狙いは始の研究データの入ったネックレスだったが見つからず、アンナを監禁。そこには大和と監禁されている始の姿があり、朋美は黒幕だったことが判明する。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる