『ネメシス』で広瀬すず&櫻井翔と共演 奥平大兼、『MOTHER マザー』からの1年を振り返る

奥平大兼が語る、『ネメシス』での挑戦

 奥平大兼が、5月2日放送の第4話から日本テレビ系日曜ドラマ『ネメシス』にレギュラー出演する。『ネメシス』は、広瀬すず演じる天才助手・美神アンナと、櫻井翔演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決していくミステリー。

 奥平は本作で、風真の元教え子であり、17歳のAI開発者・姫川烝位という役柄に挑む。アンナと風真を、その頭脳と技術でサポートしていく姫川。映画『MOTHER マザー』での初演技からはや1年が経とうとしている奥平に、本当に明るいと語る『ネメシス』の現場、そして役者としての現在地から高校生活まで話を聞いた。

「プロってこういうことなんだ」

ーー『ネメシス』の現場はいかがですか?

奥平大兼(以下、奥平):本当に明るいし、楽しいですね。共演者の方々も僕より年上の方がほとんどなんですが、僕がミスしちゃったりしても「大丈夫だよ」って言ってくれたり、カメラが回っていないときでも話しかけてくださるんです。嬉しかったですね。勝地涼さんがとにかくおもしろい方なんです(笑)。またご一緒したいですね。

ーーやはり現場の雰囲気が明るい方が、演技もしやすい?

奥平:リラックスして臨めますね。今回、僕が演じさせていただいた役がすごくセリフが多くて、早口なキャラクターなんですが、何回もつっかえてしまって。ドラマという時間も限られている現場で、たくさんの方々に囲まれている中でそういうミスをしてしまうとやっぱり焦ってしまうんですが、『ネメシス』の現場ではそんな場面でも僕が落ち着いてできるようにみなさんがふざけてくれたりするんです。

ーー奥平さんの最初の出演作である『MOTHER マザー』と比べると作品のカラーもだいぶ違いますよね。

奥平:そうですね。計算された笑いがある脚本でした。櫻井翔さんや広瀬すずさんがそういうコメディ的な役割を担うキャラクターで、僕が演じた姫川烝位はその2人を見ているという立ち位置だったので、僕自身はコメディらしい演技をすることはなかったんですが、目の前で見ていても面白かったですね。吹き出しそうになっていました(笑)。

ーー広瀬さんや櫻井さんといった豪華なキャストが出演している本作ですが、最初にオファーをもらったときの心境は?

奥平:広瀬さん、櫻井さんと一緒に演技をしますと最初に聞いたときは、あまり実感が湧かなくて。実際にお会いしてやってみるという場面になって初めて「あ、本当にやるんだ」と気づくっていう(笑)。ただ、役柄としてもプレッシャーを感じていない方がいい役でもあったので、ビビっていちゃダメだと思って、演じるときは切り替えて挑みました。物怖じしないで自分の演技ができることが、今後、キャリアを積む上で絶対大事なことだと思うので、演技はもちろん、そういうスターの方々にお会いすることにも慣れていきたいです。

ーー広瀬さん、櫻井さんと共演してみて、お2人のこれまでのキャリアを実感する場面はありましたか?

奥平:当たり前かもしれないんですが、すごく余裕があるんですよね。広瀬さんや櫻井さんなんて、僕と比べるのも失礼なくらい、同時にたくさんのお仕事をされていて時間も限られているわけじゃないですか? その中で作品を背負っている立場として、周りから心配されることもなく常に冷静に役と向き合っている。プロってこういうことなんだなと思いました。現場での落ち着いた佇まいからそれを感じました。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる