ティモシー・シャラメ、ウィリー・ウォンカ役に決定 ジョニー・デップのような道を辿る?

ティモシー・シャラメ、ウィリー・ウォンカ役に決定 ジョニー・デップのような道を辿る?

 ロアルド・ダールの原作小説であり、何世代にもかけて愛されている『チャーリーとチョコレート工場』が再びワーナーによって映画化される。その主役、ちょっぴり変わり者のチョコレート工場長役に『DUNE/デューン 砂の惑星』のティモシー・シャラメが抜擢された。

 シャラメ主演の本作は2018年から製作の話があがっており、監督にはすでに『パディントン』のポール・キングが就任。また、『ハリー・ポッター』全シリーズを手がけたデヴィッド・ハイマンがプロデューサーを務め、オリジナルの脚本はセス・ローゲン主演『An American Pickle(原題)』のサイモン・リッチが執筆した。撮影は2021年9月開始の予定で、全米公開は2023年3月17日を予定している。

 これまで2度実写映画化された『チャーリーとチョコレート工場』(実は『トムとジェリー』シリーズでも映画化されているので総数としては3作)。原作本は1964年に発表された同名小説『チョコレート工場の秘密』(原題:Charlie and the Chocolate Factory)で、続編には1972年の『ガラスの大エレベーター』がある。映画に関しては1971年にジーン・ワイルダーが主演を務めた『夢のチョコレート工場』、2005年にティム・バートン×ジョニー・デップでリメイクされた『チャーリーとチョコレート工場』の2作がすでに存在している。どちらも原作がダールということで、ワクワクするけれど子供のときに観たら何か怖い。というか、トラウマになりそうなシーンが存在し、人によって様々な評価がされている。特にジーン・ワイルダー版はアメリカではmeme(ミーム)としても親しまれ、良い意味でネタ映画的な扱い方がされている。ティム・バートン版も同様だ。

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 そしてシャラメ版は初めて、チョコレート工場をオープンする前の若きウォンカの冒険を描く前日譚であり、ミュージカル映画になるそうだ。実はシャラメは今年のスーパーボウルの特別CMでジョニー・デップが主演を務めた『シザーハンズ』でエドワードの息子役を演じたことでも話題になっていた。それに続くウォンカ役ということで、再びジョニー・デップの演じた役柄を引き継ぐ。何より、エドワードを演じていたのはウォンカ役の交渉が最初にあった頃らしく、このキャスティングの布石でもあったというのだ。その時はスケジュールの関係で結局交渉がうまくいかなかったが、先週この問題が解決し、無事契約したという流れである。

 シャラメといえば、若干22歳で『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた、天才肌の俳優。その美貌やアンニュイで艶っぽい雰囲気は、どこか若き日のジョニー・デップを彷彿とさせる。これまで『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』や『レディ・バード』、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』に『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』と、青春やヒューマンドラマのジャンルで、どストレートにイケメンな役柄を演じてきた彼だが、ここでウィリー・ウォンカという少々変わり種のキャラクターを演じることで、俳優としてさらなる扉を開けるかもしれない。

■アナイス(ANAIS)
映画ライター。幼少期はQueenを聞きながら化石掘りをして過ごした、恐竜とポップカルチャーをこよなく愛するナードなミックス。レビューやコラム、インタビュー記事を執筆する。InstagramTwitter

■公開情報
『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナ、リーヴ・シュレイバー
提供:バップ、シネマライズ、ロングライド
配給:ロングライド
2019年/アメリカ/英語/92分/ユニビジウム/カラー/5.1ch/原題:A Rainy Day in New York/日本語字幕:古田由紀子
(c)2019 Gravier Productions, Inc.
公式サイト: https://longride.jp/rdiny

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