向井理、TBS火曜ドラマの常連に ハマる理由は“できる男っぷり”と“小さな隙”?
「ミスターパーフェクト」の小さな隙にあるキュン
学生時代にはサッカー部で汗を流し、勉強では優秀な成績を残し、仕事も真摯な態度で全うする……。まさに「ミスターパーフェクト」と呼びたくなる向井だが、クールなだけではないところがまた魅力的なのだ。
接客業を経験していたからこそ、人との会話でも懐に入るのが実にうまい。以前、インタビューをした際には、自身が出演した作品について「できる限りリアルタイムで、家のテレビで見るようにしています」「映画に出たときも、こっそり映画館に行って、どんな感じかなって周りのお客様の様子を見ますね」と、いたずらっぽく笑って見せた表情が印象的だった(参考:向井理が語る、役者という職業への向き合い方 「“普通”を作るのが、一番難しい」)。
きっと向井理という人が持つ最大の武器は、完璧だと思わせた先にチラ見えする小さな隙にある。『わた定』で向井が演じた種田晃太郎も、無防備な寝顔やクリームが口についてしまう、キメ過ぎていない部分が、むしろ視聴者の胸をキュンとさせた。また、『きみ棲み』ではヒロインと共依存関係に陥る心に影を持った星名漣を演じたが、その狂気じみた眼差しが怖くもありつつ、同時に見捨てることができない切なさも感じさせるものだった。
思わず憧れるような「できる男」でありながら、自分だけが見つけてしまったような「茶目っ気」にドキッと點せられる。そのバランスが、向井理は抜群にうまい。いや、むしろ向井がもともと持ち合わせていたその人間的魅力が、火曜10時ドラマで覚醒したといってもいいかもしれない。
『着飾る恋には理由があって』は、『わた定』でバシッとしたスーツではなく、萌え袖になるパーカーを着せ、「カッコいいだけではない向井理」を開拓した、新井順子プロデューサーとの再タッグとなる。
「難しいんですけど、不器用なキャラクターって言ってましたね。それを演じるのってすごくあざとくならないようにするのが難しいので、日々チャレンジしてることが大きいですね」と語っていたところからも、本作でまたもや新しい魅力が開花してしまうのではないかと、期待は高まる一方だ。
■放送情報
火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』
TBS系にて、4月20日(火)スタート 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:川口春奈、横浜流星、山下美月(乃木坂46)、 高橋文哉、丸山隆平、中村アン、向井理、夏川結衣
脚本:金子ありさ
プロデュース:新井順子
演出:塚原あゆ子
編成:松本友香、川島優子
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kikazarukoi_tbs/
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