こんな新婚生活は逃げ出す!? 河北麻友子が語る、悲鳴を上げながらハマった『THE GREAT』

河北麻友子が『THE GREAT』を語る

 『マレフィセント』で純朴なオーロラ姫を演じた、エル・ファニング。そんな彼女が今度は皇后として、世直しに挑む。若干3歳でスクリーンデビュー、これまで数多くの作品に出演し、様々な役柄を演じてきた彼女がドラマの主演に初挑戦した作品が海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて2月15日より独占放送が開始となる『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』(以下、『THE GREAT』)だ。

 舞台は18世紀のロシア宮廷。エル・ファニングが実在する女帝エカチェリーナを演じ、その夫である皇帝ピョートルをニコラス・ホルトが演じる。ドイツからロシア皇帝ピョートルの元へ嫁いできた貴族の娘、エカチェリーナ。しかし、早々にロシア全体が彼のせいで苦しめられていることに気づく。国のために奮い立つ、彼女の史実に基づいた話とフィクションが絡み合う、新しい形の歴史ドラマである。

 今回リアルサウンド映画部では、『THE GREAT』に今までにない宮廷モノ作品としての新鮮さを楽しんだという河北麻友子にインタビュー。結婚がテーマともなっている本シリーズの魅力を語りながら、夫のピョートルをぶった斬る。

ミステリー作品が好きな人も楽しめる『THE GREAT』

 もともと海外ドラマが好きな河北だが、幼少期をニューヨークで暮らしていた彼女にとって、海外ドラマを観るという感覚は少し違う。

「ニューヨークで暮らしていた頃も普段からドラマを観ていましたが、その時は海外ドラマを観ている感覚ではなく、あくまで現地で放送されている普通のドラマを観ている感覚だったので、今でもそれは変わりません。当時は『CSI:科学捜査班』や『バフィー ~恋する十字架~』を家族と一緒に観ていました。最近はステイホームで巣篭もり中に『愛の不時着』にハマってしまい、もともと韓国ドラマは私よりもお母さんが観ていたのですが、私もすっかり夢中になりました。今は世界中のドラマが様々な放送チャンネルやプラットホームで楽しめるので、私自身国を問わずいろんな作品を楽しんでいます」

 ちなみに、好みのジャンルはアクションやミステリーだと言う。

「『ピーキー・ブラインダーズ』にもハマりましたね。事件を解決していく系の作品が好きで『ブラックリスト』も観ていました。なので『THE GREAT』は普段観る作品とは少しジャンルが違うけど、それでもミステリー要素があって楽しめました」

 確かに、本作は愚夫のピョートルから精神的苦痛を受けながら、エカチェリーナが国をよくするためにいかにして彼を暗殺しようとするかが物語の大きな筋となっている。

「この先どんな風にエカチェリーナが夫を暗殺していくのか、そしてピョートルは彼女が幸せそうじゃないと、彼女を殺して新しい妻をもらおうとしてしまうし、まさにお互いがどう出ていくかという点でミステリー要素があります。事件性というと少し違うけど、その場をどう切り抜けていくかが見どころですね。最初はロマンチストなエカチェリーナが自分の憧れる結婚の夢を語るので、そういうラブストーリーなのかなと思いきや、割と問題を解決してのし上がっていくという思わぬ展開だったのでワクワクしました」

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