『半妖の夜叉姫』四凶たちとの戦いも佳境に 次週はいよいよ麒麟丸と殺生丸が登場
高橋留美子原作のアニメ『犬夜叉』シリーズのスタッフが再集結し、次世代の物語を紡ぐ『半妖の夜叉姫』(読売テレビ・日本テレビ系)。1月30日に放送された第17話「二凶の罠」では、とわ(松本沙羅)とせつな(小松未可子)、もろは(田所あずさ)が四凶たちと戦いを繰り広げた。
かつて東の地を治めた犬の大将に対し、西の地を治めた獣王・麒麟丸(細谷佳正)。とわたちは時代樹の精霊(日高のり子)に頼まれた麒麟丸討伐を断ったが、図らずも麒麟丸の配下にいる四凶の檮杌(木内太郎)と窮奇(行成とあ)を倒してきた。
生き残っているのは、渾沌(安元洋貴)と饕餮(白熊寛嗣)のみ。渾沌は1人でとわたちが持つ虹色真珠を奪うための策を講じていた。しかし、そこに麒麟丸が理玖(福山潤)が現れ、渾沌に饕餮との協力を提案。理玖がとわたちをおびき寄せるとの約束で、渾沌はその申し出を受ける。
理玖はこれまで味方なのか敵なのか、はっきりと立場が明示されていなかったが、ここで初めて麒麟丸の口から自身の「腹心」であることが語られた。
一方で、窮奇にとどめを刺し、とわたちのみならず、四凶が持つ虹色真珠を奪おうとしている理玖。妖怪が人間を愛することを軽蔑し、過去にはもろはの母であるかごめにも近づいているが、その頃から全く容姿が変わっていないことなど、本作の中で最も謎の多い人物だ。
だが、とわたちは理玖の目論見を何も知らない。賞金稼ぎとしての仕事に困っているもろはは、理玖から饕餮の目撃情報を提案され、とわとせつなを誘い饕餮が現れたという場所に向かう。そこで人質に取っていたお坊さん諸共3人を吹き飛ばした後、あっさりと逃げる饕餮。とわたちはその後ろを追うが、それは大きな罠だった。
涸れ谷に迷い込んだ3人は方術で形成された八陣遁甲の陣に取り込まれる。裏では渾沌が遁甲盤を操っており、もろはは断崖絶壁に、とわとせつなは1本の木が立っている平原に飛ばされ、3人は離れ離れに。しかも、その場所は渾沌の力で“メビウスの輪”のようにねじ曲げられた空間。どの方向を進んでも、同じ場所に戻ってしまう無限ループに3人は陥ってしまう。