『半妖の夜叉姫』もろはが賞金稼ぎになった理由とは 犬夜叉とかごめから受け継がれたもの

『半妖の夜叉姫』もろははなぜ賞金稼ぎに?

 高橋留美子原作のアニメ『犬夜叉』シリーズのスタッフが再集結し、次世代の物語を紡ぐ『半妖の夜叉姫』(読売テレビ・日本テレビ系)の第16話「もろはの刃」が1月23日に放送された。

 前回の放送で、犬夜叉(山口勝平)とかごめ(ゆきのさつき)の娘・もろは(田所あずさ)が、『犬夜叉』に登場した妖狼族の鋼牙や菖蒲たちに育てられたことが判明。その後については謎となっていたが、今回はもろはが「屍屋」で賞金稼ぎとして働くことになった理由が明らかとなった。

 ともに妖怪退治を行っているもろは、とわ(松本沙羅)とせつな(小松未可子)の前に現れたのは、妖狼族の凱風(白石涼子)。彼女は鋼牙たちの仲間で、もろはの師匠となった女性だ。

 3年前、もろはは凱風に命じられ、数多の妖怪たちが戦う“蠱毒の坩堝”という洞穴に入る。そこで修練の仕上げに、妖怪たちと死闘を繰り広げることになったもろは。彼女はかごめから譲り受けた赤色真珠つきの貝の器に入った紅を差せば、大妖怪である犬の大将の血が覚醒し、「国崩しの紅夜叉」として大暴れすることができる。

 しかし、それは名前の由来になった通り、“諸刃の剣”。四半妖であるもろはは変化を繰り返すうちに大妖怪の血に支配され、いずれは戦うだけの化け物になってしまう。それを恐れたかごめは、紅という暗示を使って大妖怪の血を封印。その封印を解く方法として、凱風はもろはに紅夜叉への変化を伝授したという。

 だが、何も知らないもろはは紅を多用するようになり、凱風は己を保つ修行として紅の使用を禁止した上で、もろはを蠱毒の坩堝へ。そんな厳しい状況の中、もろはは華麗に妖怪を倒し、蠱毒の坩堝を脱出。当初約束していたように凱風が持つ妖刀・倶利伽羅丸を手に入れることができたものの、凱風に十五両で屍屋に売り飛ばされてしまった。彼女が賞金稼ぎを生業としていたのには、そんな背景があったのだ。

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