日向坂46 渡邉美穂が放つ星のような輝き 『星になりたかった君と』で見せる等身大の芝居

渡邉美穂が放つ星のような輝き

 ドラマ『星になりたかった君と』(日本テレビ系)が、1月4日、5日の2夜連続放送をスタートさせた。

 遊歩新夢による「第1回令和小説大賞受賞作」を実写ドラマ化した本作は、人生につまづき迷い続ける秀星と、心臓病で入退院を繰り返し将来が見えない那沙、星に魅せられた2人の運命的な出会いを描く。

 メインキャストとなるのは、主人公の鷲上秀星を演じる眞栄田郷敦、ヒロイン琴坂那沙役の日向坂46の渡邉美穂、謎の青年ナユタ役の板垣瑞生という同世代の3人。前編となる第1夜の放送では、秀星と那沙の出会いと2人のバックストーリーが描かれた。

 本作が地上波ドラマ初主演となる眞栄田郷敦は、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)や『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)、同日にオンエアされていた『教場II』(フジテレビ)にも出演していた今注目を浴びる俳優の一人。対して、渡邉美穂は日向坂46メンバーとともに出演したドラマ『Re:Mind』(テレビ東京ほか)や『DASADA』(日本テレビ系)、『THE突破ファイル』(日本テレビ系)内の再現ドラマへの出演経験はあるものの、グループを飛び出し、一人でドラマの演技に挑戦するのはこれが初めてとなる。

 渡邉自身がインタビュー(参照:日向坂46 渡邉美穂が語る、グループを飛び出して気づいたこと 「もっとお芝居の仕事がしたい」)で認めているように、秀星とメッセージを交わす際のモノローグやプラネタリウムで運命的な出会いをする際の表情など、正直まだまだ初々しい部分もある。それもそのはず。『DASADA』や『THE突破ファイル』はキャラクターや職業がきっちり決まっていたが、今作で演じる那沙は闘病生活を送る大学生という設定はあるものの、今までの出演作に比べれば“普通の役”に近い。誰かになりきるオーバーな演技よりも、ナチュラルな等身大の演技の方が難しい場合もある。

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