ナオミ・ハリス&フィリッパ・ロウソープ監督、HBOドラマ『サード・デイ』を語る
Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA &CLASSICS-」(以下「スターチャンネルEX」)にて独占配信中のドラマ『サード・デイ ~祝祭の孤島~』より、主演のナオミ・ハリスとフィリッパ・ロウソープ監督からコメントが届いた。
本作は、『夏』と『冬』3話ずつの2部構成で贈るミステリードラマ。ロンドン郊外の孤島を舞台に、島の伝統と文化を守るためには手段を選ばない謎めいた島民を相手に、『夏』ではジュード・ロウ演じるサムが、『冬』ではハリス演じるヘレンが奇妙で恐ろしい体験をし、それぞれのトラウマと向き合わされ精神を追い詰められていく姿が描かれる。また、ケルト文化を取り入れた祝祭のシーンも印象的であり、『ウィッカーマン』など閉鎖空間や排他的世界を描き人気を博したホラー作品も彷彿とさせる。
ロウ主演『夏』(第1~3話)では深い悲しみを描きながら謎めいた展開も見せ、12月11日から配信がスタートする『冬』(第4~6話)では娘を守るあまり時にヒステリーさも見せる、ハリス演じる母と娘の絆が描かれる。
本作のテーマである、超自然的な空間や空想的な世界を舞台に実世界で経験した悲しみについて、ハリスは「役者として私は真実を演じることに忠実であることをいつも心がけているから、空想的な世界観においても出来る限り掘り下げて、逆に空想の世界での真実を追い求めて演じたつもり」と演技のポイントを語る。
『夏』と『冬』の2部作である本作は、共通するテーマを描きながらも全く異なった作風で、ロウソープ監督は「私はこのプロジェクトはそれぞれ別の作品だと考えていて、マーク(・マンデン)が監督した『夏』は主人公のサム(ジュード・ロウ)の島での冒険を描いているのに対し、私が監督した『冬』では主人公もビジュアル的なアプローチも違うし、違いを明らかにすることを重視した。主人公が母親と娘2人なので、たとえ舞台が同じでもビジュアル的なスタイルを変えることが大切だった」と制作意図を語る。
心理的なスリラーを撮影している現場の雰囲気についてハリスは「主な共演者が私の娘を演じる2人の女の子。特にシャーロット(・ゲアドナー・ミヘル/タルーラ役)は今回が初めてのお芝居だから本当に心配だったんだけど、それがナチュラルで予測不能な演技に繋がって私の演技も引き上げられた気がする。ニコ(・パーカー/エリー役)も素晴らしい女優で、私たちは3人ともすぐに仲良くなったし絆も深まった。撮影が終わった時は本当に自分の娘と別れるような気持ちになって悲しかった」と3人に生まれた化学反応についてコメントした。
また、撮影場所であるオシー島について、ロウソープ監督は「撮影するには素晴らしい、魔法のような光景を見せてくれる場所だった」、ハリスは「オシー島は本当に奇妙な島。私は撮影に行くまではとっても楽しみにしていたんだけど、実際に行ってみると何か変なエネルギーが流れていて、『早く家に帰らせて』って思った。私は正直あの環境は楽しめなかった。でも私の家族はすごく気に入ってしまった。魔法のような素晴らしい光景は作品のもう一人のキャラクターと言ってもいいくらいだと思う」と特異な雰囲気を持つ島の印象を回想した。
ヘレンは時にヒステリーになるくらい過剰に娘を守ろうとする母親だが、その役柄についてハリスは「私は子どもを守るためなら何でもするという母親の獰猛さを見せたかった。母親として優しく包み込むような一面もあり、いざとなったら命がけで守ろうとする。それは私の母親へのオマージュでもある。母親と子どもってとても複雑な関係よね。ドラマではその関係性がとても美しく描かれている」と母娘の関係がより明らかになる第5話(『冬』第2話)への期待を高めるコメントを明かしている。
■放送情報
HBOドラマ『サード・デイ ~祝祭の孤島~』(全6話)
【配信】字幕版
Amazon Prime Videoチャンネル 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて、11月20日(金)より 毎週金曜1話ずつ更新
12月18日(金)まで第1話無料配信
【放送】字幕版
BS10 スターチャンネルにて、12月22日(火)より毎週火曜23:00~ほか
※12月19日(土)19:45~第1話先行無料放送
※12月29日(火)は年末特別編成のため休止
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