Sexy Zone 菊池風磨×SixTONES 高地優吾は真実と向き合えるか 『バベル九朔』物語の核心へ迫る
日本テレビのシンドラ枠で現在放送中の『バベル九朔』。ストーリーは後半戦へと突入し、いよいよ物語の核心へと迫ってゆく。
12月7日放送の第8話では、第3話で“バベル”に取り込まれ、現実世界から存在そのものが消えてしまった健(高地優吾)が再び登場。これまで謎に包まれていた“バベル”内部を舞台に物語が進む。今後への布石となる重要な回だ。
万城目学の同名小説を実写化した本作。“万城目ワールド”とも呼ばれる不思議な世界観を、巧みな映像効果によって奇妙かつリアルに表現されており、自分自身も異世界に放り込まれたような臨場感と、クセになる違和感がある。
脚本家志望の主人公・九朔満大(菊池風磨)が、1年間限定で管理人を務めることになった雑居ビル「バベル九朔」。そこには、現実とは似て非なる並行世界“バベル”が存在していた。ひょんなことから満大は、現実と“バベル”を行き来することになる。
物語の本筋はミステリーながら「バベル九朔」にテナントを構える個性豊かな人々と満大が繰り広げる日常のかけ合いは、ほっこりとユーモラス。しかし、テナントの誰もが胸に言い知れぬ想いを抱えていた。夢、理想、失ったもの、本当に欲しかったもの……。笑顔の下に隠した、愛すべきキャラクターたちの苦悩や過去に、満大は向き合っていく。
『バベル九朔』は、シリアスなミステリーと人間ドラマの両側面が“すべてビルのなかで完結する”、異色の物語だ。