『エール』“ミュージックティーチャー”の理由が明らかに 裕一に影響を受ける音の大切な人々

『エール』“ミュージックティーチャー”の理由が明らかに 裕一に影響を受ける音の大切な人々

 裕一(窪田正孝)の音(二階堂ふみ)へのプロポーズ、接吻と急転直下の展開が続いた『エール』(NHK総合)第23話。2人の幸せとは裏腹の滑稽なBGM、コントのような雰囲気は、頼りなく剽軽な三郎(唐沢寿明)と馬の合わない光子(薬師丸ひろ子)が醸し出す不協和音だろうか。これがやがて綺麗なメロディーになっていくといいのだが。第24話では、三郎が福島へと帰り、裕一は音の大事な人たちと触れ合っていく。

 その1人目が、音の“ミュージックティーチャー”である御手洗(古川雄大)。迫る音との演奏会に向けて裕一は、彼のもとでファンタスティックなタイムを過ごしていた。三郎が大きないびきをかいているのを久々に聞いた裕一が冗談ながらに作曲した「いびき」に、御手洗は「最っ高!」とプログラムに入れることを提案する。また、裕一の何気ない一言から、御手洗が「先生」と呼ばれることを頑なに拒む理由が明らかになる。

 その見た目や素振りから、学校の先生に「男なら男らしくしろ」と暴力にあってきたという御手洗。幸い両親の了解もあり音楽を学ぶためドイツに留学に行った彼は、今度は東洋人だと差別を受けた。けれど、結果を出せば誰もが認めてくれる。「私は恵まれてた方。みんな隠して生きてるの。『先生』って言葉が嫌いなのは、昔のつらい記憶を思い出しちゃうから」と御手洗は話すのだ。ドイツ留学を志す裕一にとって、御手洗は人生の先輩。彼の言葉が裕一にとって指針となる言葉であり、御手洗にとっても裕一が嫌な過去の思い出を話せるほどに、信頼できる人物であることが分かる。

 そして2人目が、音の妹の梅(森七菜)。演奏会で歌唱する詩が書けない音は、小説家を夢見る梅に作詞を託していた。一人机で悩む梅。そこに不法侵入とばかりに裕一が入ってくる。姉たちからは期待されている反面、なかなか結果に結びつかない梅は、裕一に作曲の方法を聞く。

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