『エール』“ミュージックティーチャー”の理由が明らかに 裕一に影響を受ける音の大切な人々

『エール』御手洗の過去が明らかに

 「バーンって曲が降ってくる感じ」という天才ならではのベタな回答は、梅の参考にはならない。ライバルはすでに懸賞小説で入選する一方で、梅は小説を一度も最後まで書けたことがなく、「面白くない。ありきたりな感じ」と諦めムード。そんな梅に、裕一は失恋から音楽を諦めたことがあったと明かし、何かのきっかけや繋がりが思わぬ方向に転ぶこともあると「外に目向けてみっといいかも」とアドバイスを送るのだ。晴れやかな表情の梅は「しっかりしとるね。安心した」と未来のお義兄さんに一言。裕一のその優しい人柄が、御手洗に梅と、音の周りの人々を認めさせていく。

 音は安隆(光石研)の墓前に結婚の挨拶を済ませ、光子との「幸せになる」という固い約束を交わした折に、福島の三郎から「バンジヨシ スグカエレ チチ」の電報が。数々のやっちまった事件を起こしてきた三郎が、すぐに権藤家を納得させられるとは到底思えず。その真相は果たして。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
連続テレビ小説『エール』
2020年3月30日(月)〜9月26日(土)
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:窪田正孝、二階堂ふみ、薬師丸ひろ子、菊池桃子、光石研、中村蒼、山崎育三郎、森山直太朗、佐久本宝、松井玲奈、森七菜、柴咲コウ、風間杜夫、唐沢寿明ほか
制作統括:土屋勝裕
プロデューサー:小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出:吉田照幸、松園武大ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/yell/

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