『ROOKIES』から『恋つづ』まで キャリアと共に振り返る、佐藤健の名作ドラマ

『ROOKIES』から『恋つづ』まで キャリアと共に振り返る、佐藤健の名作ドラマ

 暗いニュースが続く中、『恋はつづくよどこまでも』(TBS系、以下『恋つづ』)スペシャルダイジェストが放送されるとの朗報が飛び込んできた。ドSな医師・天堂の緩急ある胸キュンと、彼氏感満載な公式LINEのダブルパンチで、多くの女性を陥落させた佐藤健。これを機に、外出自粛の今こそ観たい過去の出演ドラマについて記したい。

『ROOKIES』(2008年/TBS系)

 高校2年生でスカウトされたのをきっかけに芸能界入りした佐藤は、翌2007年に『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)の主人公・野上良太郎役でドラマ初主演。容姿、声、演技、すべてが初々しい姿には今とは真逆の“キュンキュン”があるわけだが、放送期間が丸1年(全49話)あるので後程ゆっくり見直すことして、ここでは『ROOKIES』を抑えておきたい。

 森田まさのりの同名コミックを佐藤隆太主演で実写化した本作は、かつての野球名門校を舞台に、不良高校生たちが熱血教師のもと、甲子園を目指していくスポ根モノ。市原隼人をはじめ、小出恵介、城田優、中尾明慶、桐谷健太らがキャストに名を連ね、佐藤はドレッドヘアがトレードマークの岡田役を演じた。

 レギュラーキャストとはいえ、岡田はチームメイトのひとりという立ち位置。派手な髪型と、イケメンぶりで知名度を上げた佐藤だったが、作品内で見せ場がなかったのは「(演技が)一番下手だったから」と石丸彰彦プロデューサーが明かすなど(2013年放送TBS系『A-Studio』)、佐藤にとっては悔しさ=飛躍の糧となった作品といえるだろう。同世代の役者たちの中で、たくさんの葛藤があったであろう当時の佐藤。後にその石丸プロデューサーが、『天皇の料理番』(2015年/TBS系)で佐藤を主演に抜擢するという胸アツエピソードも踏まえて鑑賞すれば、より響くものがありそうだ。

『ビター・ブラッド 最悪で最強の、親子刑事(デカ)。』(2014年/フジテレビ系)

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 『ブラッディ・マンデイ』(2008年/TBS系)、『メイちゃんの執事』(2009年/フジテレビ系)、『Q10』(2010年/日本テレビ系)と学生役が続く一方で、大河ドラマ『龍馬伝』(2010年/NHK総合)で初の時代劇に臨むなど、役者として厚みを増した2012年、映画『るろうに剣心』の緋村剣心役で人気を不動のものに。

 翌年には『とんび』(TBS系)で、主人公の息子の高校時代からの約15年間を演じきった佐藤だが、ここで注目したいのは初めて刑事役に挑んだ『ビター・ブラッド 最悪で最強の、親子刑事(デカ)。』。佐藤扮する佐原夏輝は、少年時代に別離し、確執がある父・島尾明村(渡部篤郎)と偶然バディを組むことになった新米刑事で、凸凹親子の奮闘をコメディタッチで描いている。

 とにかく走り、走り、走りまくる佐藤が拝める本作は、寝坊をして自転車をかっ飛ばし、事情聴取で涙を流し、慣れない料理にアタフタするような、人間味あふれる夏輝の可愛らしさと、クールなアクションが見どころ。また感情だけで突っ走る“未熟さ”は、『恋つづ』の天堂とはかけ離れており、今観ることで佐藤のふり幅と進化を認識できるに違いない。

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