『アングリーバード2』竹達彩奈が明かす、30歳で迎えた穏やかな気持ち 「楽しまないと損」

⽵達彩奈、30歳で変化した仕事の考え方

 大人気ゲームアプリを映画化した『アングリーバード』の続編、『アングリーバード2』のBlu-ray&DVDが3月4日にリリースされる。1作目がアメリカで初登場No.1を獲得した『アングリーバード』シリーズは、怒りんぼうのヒーローのトリ、レッドが、仲間たちと共に大奮闘する物語。第2弾となる本作では、バード・アイランドとピギー・アイランド、2つの島を揺るがす大ピンチに、トリとブタがついにタッグを組む。前作に引き続き、坂上忍が主人公レッドの日本語吹き替えを担当。勝杏⾥、乃村健次、岩崎ひろし、⼭寺宏⼀、くじらなど実⼒派キャストが集結し、竹達彩奈が本作から声の出演を果たした。

 今回リアルサウンド映画部では、Blu-ray&DVDのリリースを記念して、新キャラクターのシルヴァー役を務めた竹達彩奈にインタビュー。前作に続き『アングリーバード』の世界観を作り上げるキャラクターたちの魅力をはじめ、洋画アニメの吹き替え初挑戦など声優業へのこだわりについても語ってもらった。【インタビューの最後にチェキプレゼントあり】

「レッドがカッコよく男らしくなっていく姿が愛らしい」

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ーー『2』から参加することが決まった時はどんな気持ちでしたか?

竹達彩奈(以下、竹達):とても嬉しかったです。続編に新キャラクターとして、しかも重要な立ち位置に入ることへの緊張感はすごくありました。『アングリーバード』は本当に世界中に愛されている作品なので、その作品に携われたことがすごく誇りだなと思っています。

ーー個性豊かなキャラクターが登場しますが、竹達さんのお気に入りは?

竹達:レッドがすごく好きです。なんだかとても人間臭いんですよね、鳥なのに(笑)。卑屈な部分とか、ヒーローになりきれてなくて葛藤してる部分が人間らしいんですよ。坂上(忍)さんのお芝居の息や言葉の1つ1つに、レッドのネガティブな一面の重みを感じます。観ていてすごくレッドに共感してしまいますし。あとは、小っちゃいベイビーバード! ストーリーとは別の軸で、このおちびちゃんたちが頑張ってる姿がとても可愛らしくて。ブラックジョークが途中で入ってきたりするのもコミカルで、ほっこりします。

ーー今回演じたシルヴァーはどうですか?

竹達:シルヴァーには憧れを抱きました。頭の回転が早くてチャキチャキとしていて。頭がいい人って正論を言うけど、それが時に傷つけてしまう部分もあって、シルヴァーにも人間らしさを感じました。どうやって皮肉づいてやろうかと考えるのも楽しくて、私も実際こんな風に言えたらいいのになと思いながらやっていました(笑)。

ーーレッドとシルヴァーの関係性がどんどん変化していくのが面白かったです。

竹達:最初は「なんて相性の悪い2人なんだ!」と感じていましたし、最悪の出会い方で、喋ってるシーンの時も絶対合わないだろうなと思っていたんです。でも、だんだんと心が打ち解けて、シルヴァーもすごく思いやりのある子だなと。レッドが独りになろうとすればするほど、シルヴァーは放っておけなくて、私がなんとかしてあげなきゃと世話を焼いちゃう。その優しい気持ちがレッドにも伝わったと思うし、レッドも最初は苦手で嫌いだった人を潔く認められる姿は、カッコいいし素敵だなと思いました。今回の冒険で、レッドがちょっとずつカッコよく、男らしくなっていく姿が、すごく愛らしかったです。

ーーこのメンバーみんなが家族のように見える瞬間もありましたよね。

竹達:みんなで力を合わせているのを見ていて、とてもワクワクしますし、すごく憧れがありました。それぞれが強いキャラクターたちじゃないからこそ、工夫して頑張ったり、時に失敗しながら乗り越えていく感じとか……というかなんでバレないんだろうとか思いながら観てたんですけど(笑)。そんな凸凹チームのバランスがすごく良くて、そこにシルヴァーも仲間に入ることができて嬉しいですしね。私も力を合わせて何かに挑むようなことをちょっとやってみたいなって思いました。謎解きとか脱出ゲームとかを、友達と力を合わせてクリアするみたいな(笑)。


ーーこの作品を通して、竹達さんが感じたことはありますか?

竹達:映画のもう1つの見どころが、ゼータとマイティ・イーグルの恋だと思うんです。人生って何が起きるか分からないし、その瞬間瞬間をみんなが一生懸命生きていて、なるようになるというか、最後はみんなハッピーエンドだねという感じが私はすごく好きで。この作品を観て、とても友達に会いたくなりました。普段は一人でいることが好きなんですけど、映画を観終わった後は仲間が恋しくなったし、友達とご飯食べたいなとか、一人がちょっと寂しくなるような気持ちになりましたね。

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