田中圭×山口紗弥加は元タッグ? 佐藤二朗の部下は? 『シロクロ』誘拐事件の真相を大胆予想!

『シロクロ』誘拐事件の真相を大胆予想

 清野菜名と横浜流星W主演の日曜ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日本テレビ系/以下、シロクロ)。門田(山崎樹範)を殺した犯人が明らかになった前話。レン・リコの関係も判明し、終盤に向けて動き出している。本当に田中圭は誘拐事件の犯人なのか? それともミスリードか? 終盤に向けての真相を大胆予想する。

 まず第7話で分かったことは、川田レンとリコ(ともに清野菜名)の記憶と人格を入れ替えていた大学病院の精神科医・門田明宏を殺害したのは、母親の川田麻衣子(山口紗弥加)ということ。しかも、レンが死んだ10年前に放火事件は、麻衣子がリコを殺したくて計画したものだと分かる。門田の治療は表向きには、10年前の放火事件で、母親に虐待を受けていた双子の姉・リコが生き残ったことで、レンとして生きて行きたいと懇願されてのものであるが、実際は「一卵性双生児における記憶の相互関係について」の論文を完成させるための実験台。レンがバイトをしている囲碁喫茶の店主・加賀春男(升毅)は、門田とその事実を共有していて、「論文発表=レンがリコに戻る」ことを危惧し、入院中の麻衣子に真実を打ち明けたことで、麻衣子は発狂し、門田を殺害する。10年前の放火事件については、パンダは双子を産んだ場合、片方だけを育てるという通説通り、麻衣子は「2人同時に世話をすることは大変」と育児ノイローゼ状態だったことが分かる。

 とは言え、放火して殺害しようとするまで姉のリコだけを一方的に嫌う理由や、父親の存在が未だに分からないのは非常に不可解。現在リコが23歳、麻衣子は40歳と考えると17歳の時の子。それでシングルマザーだと、誰かの愛人や、親に反対されて結婚はできなかったとも考えられ、そこに何らかの原因があるはず。そしてもう一つ不思議なのは、加賀の存在だ。門田殺害犯ではなかったが、麻衣子に最後まで絶対に言ってはいけない入れ替わりの真実について、なぜこのタイミングで言ったのか。どう考えても麻衣子を門田殺害へけしかけたとしか思えない。と言うか、加賀が麻衣子にずっと催眠術でコントロールしていた可能性も充分にあり、リコの後見人のフリをして監視しているとも言える。では誰のためなのか。コアラ男誘拐事件の関係者、リコの父親からの遺言、この2つに絞られてくる。門田殺害に関しては、単に入れ替えを口止めしたいのではなく、もっとその先にある真実が暴露されないように消された可能性も。リコの心にミスパンダの能力を埋め込んだ、まだ明かされていない門田の任務の真実を消すために。

 また、第7話の最後に、飼育員さんこと森島直輝(横浜流星)の父親の刑事である森島哲也(田中圭)が、誘拐犯のコアラ男だと報道された。8年前に佐原源造法務大臣(佐藤二朗)の娘・あずさ(白石聖)がコアラ男に誘拐され、未だコアラ男は行方を眩ましている。その事件を担当していたのが哲也。事件に関しては源造による狂言誘拐の声が多く、その中でもコアラ男は源造の秘書である長男の一郎(きづき)説が最有力。源造の人気取りに協力したのか、親への反抗か分からないが、源造は一郎に対して突き放したような冷たさがあり、一郎もいつも何か言いたそうな顔をしているので過去に何かあったことは間違いない。おそらく正義感のある哲也がその真実を知り、消されたということは捜査一課長(高橋ジョージ)との会話から分かる。哲也は幼い直輝に「パンダが直輝を守ってくれる」とパンダのぬいぐるみを渡し、パンダの片目からUSBの中に真実を託し、それを見て直輝は源造に近づいたのだろう。哲也がコアラ男だという報道は、直輝とともに真相究明に動いている全日テレビディレクターの神代一樹(要潤)が、真犯人を誘き寄せるためのミスリード報道だと予想される。

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