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舞台『後家安とその妹』稽古場レポート

毎熊克哉が巻き起こす人情悲喜劇! 『後家安とその妹』稽古場に潜入

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 もう間もなく、新宿・紀伊國屋ホールにて幕を開ける舞台『後家安とその妹』。俳優の豊原功補が脚本・演出を担当する本作の主演を務めるのは、朝ドラ『まんぷく』(NHK総合)での好演も記憶に新しい毎熊克哉だ。かねてより彼のあの目に、あの声に魅了されていた筆者は、本番を目前とした稽古場を覗かせていただく機会を得た。

20160523-kentokazu2.jpg(c)「ケンとカズ」製作委員会

 毎熊といえば、自主制作映画ながら異例のロングラン上映となった『ケンとカズ』(2016)に主演し一躍注目を集め、毎日映画コンクールをはじめとする映画賞で、立て続けに新人俳優賞を受賞。昨年は『万引き家族』『空飛ぶタイヤ』『止められるか、俺たちを』『真っ赤な星』など、メジャー大作から良質なインディーズ作品にまで顔を見せ、その公開本数は10本を優に上回っていた。このことは純粋な事実として、彼がいかに現在の映画界に愛される存在なのかを証明しているといえるはずだ。

 しかし先に触れたように、毎熊の存在を『まんぷく』で認知したという方も多いだろう。彼が演じたのは、戦争の大きな傷を心の内に湛えながらも、主人公たちとの交流の中で少しずつ変化していくという役どころ。登場したばかりの頃は無口で荒っぽい性格が印象的だったが、後半では笑顔も目立ち、最後までドラマを盛り上げる選手の一人として走り続けた。早くから毎熊の存在に注目していた者にとっては、ようやく時代が追いついたといったところだろうが、『まんぷく』が彼にとって強力な追い風になったのは間違いない。自身もその反響の大きさは実感しているようだ。そんな『まんぷく』の撮影中に、今回の舞台『後家安とその妹』のオファーが届いたのだという。

 毎熊が舞台に立つのは、じつに約5年ぶり。このところ名実ともに上がり調子なように思える彼だが、本人いわく「(ブランクのある舞台出演は)そんなに甘くないだろう」という思いがあったようだ。しかも本作は彼にとって初の“和モノ”、初の時代劇である。不安は少なからずあったらしいが、断る理由はないのだと感じ、参加を決意。こうして私たちは、彼の舞台での姿を目することが叶ったのだ。

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