福原遥が語る、『映画 賭ケグルイ』『3年A組』など同世代からの刺激 「私もお芝居に引き出しを」
『月刊ガンガンJOKER』で連載中の人気コミックを原作とする連続ドラマの劇場版『映画 賭ケグルイ』が、5月3日に公開される。原作者・河本ほむらがシナリオ原案・監修として参加し、英勉監督とタッグを組んだ完全オリジナルストーリーとなる本作では、生粋のギャンブル狂=“賭け狂い”の蛇喰夢子(浜辺美波)をはじめ、桃喰綺羅莉(池田エライザ)率いる生徒会、“非ギャンブル、生徒会への不服従”を謳う反生徒会組織「ヴィレッジ」による、全校生徒を巻き込んだ三つ巴の戦いが繰り広げられる。
今回リアルサウンド映画部では、過去に生徒会長・桃喰綺羅莉にギャンブルで破れた経験をもつ、ヴィレッジ幹部の歩火樹絵里を演じた福原遥にインタビュー。ドラマ版への思い入れから、本作のカギを握る映画オリジナルキャラクターの役作りや撮影時のエピソード、さらに同世代から受ける刺激などについて語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「役をどれだけ強く見せられるかを考えて撮影に臨んだ」
ーードラマのseason1は観ていましたか?
福原遥(以下、福原):今回の出演が決まる前から、ドラマは一ファンとして観ていたんです。なので、出演が決まった時は嬉しくてビックリしました。非日常を描いた作品で、キャストの皆さんが魅力的なお芝居をされていたのがとても印象的で、毎回すごいなと思って。ギャンブルでどっちが勝つか読めないスリルさもあって、とても楽しく拝見させていただいていました。ドラマを観てから、気になってアニメ版も観たんですけど、原作やアニメのキャラクターがそっくりそのまま実写になっているのにも驚きました。
ーードラマから続投となったキャストも多いですが、すでに関係性が出来上がっている現場に入る気持ちはどうでしたか?
福原:すごく緊張しましたし、不安でした。途中から入るので、大丈夫かな……と思っていたんですけど、中村ゆりかちゃん、柳美稀ちゃん、岡本夏美ちゃんなど、知り合いもたくさんいたので、それはとても心強かったです。現場でも話してくれて、他の方とも話すきっかけを作ってくれた3人には感謝ですね。あと、英(勉)監督もみんなを楽しませてくれる方で、現場の雰囲気も和気あいあいとしていたので、楽しく撮影に臨むことができました。
ーー英勉監督は自分自身も楽しみながら撮影をされる方だとよく聞きます。
福原:本当にそうなんですよ! 監督の笑い声でNGになっちゃうこともあったぐらいでした(笑)。面白かったら誰よりも大声で笑っちゃうし、みんなを引っ張りながら楽しませてくださる監督です。
ーー今回、福原さんが演じた歩火樹絵里は映画オリジナルキャラクターとなります。
福原:原作には登場しないオリジナルキャラクターということで、すごく不安な気持ちもあったんですけど、いざ現場に入ってみると、プレッシャーはあまり感じませんでした。自分がどれだけできるのか、それが楽しみでもあり、ドキドキでもありという感じでした。なので、私自身は役をどれだけ強く見せられるかを考えて撮影に臨んでいました。
ーー役作りはどのように?
福原:最初に監督と話し合った時に、歩火はすごく正義感が強くて芯のあるリーダー的なカッコいい人だと言われたので、それは大事にしたいと思っていました。その“強さ”をちゃんと出したいなと。でも、それ以外は自由にやっていいよと言われていたんです。私もドラマを観てその世界観は理解していたので、どう表現しようかとワクワクしながら演じていた印象です。ただ、ちょっとずつ変化が見えてくるようなお芝居はすごく難しくて、そこは結構苦労しました。どことなく引っかかるようにできたらいいなと思ってやっていました。