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『スパイダーバース』プロデューサーが語る、これまでの“スパイダーマン映画”との違いと普遍性

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 アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が全国公開中だ。第91回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した本作は、ニューヨークのブルックリンを舞台に、何者かにより時空が歪められ、全く異なる次元=ユニバースで活躍する、様々なスパイダーマンが集結。頭脳明晰で名門私立校に通う中学生マイルス・モラレスがスパイダーマンとして成長を遂げていく様を描く。

 今回リアルサウンド映画部では、プロデューサーであるフィル・ロードとクリストファー・ミラーにインタビュー。未だかつてないアニメーションへの挑戦、新たな主人公マイルス・モラレスのキャラクターなどについて話を聞いた。(編集部)

「今までにない映画を作る面白い機会だと思っていた」

ーーまずはアカデミー賞長編アニメ映画賞受賞おめでとうございます。改めて受賞を振り返ってみていかがですか?

フィル・ロード&クリストファー・ミラー(以下、ロード&ミラー):ありがとう。率直に嬉しかったよ。あと、徹夜続きでとにかく疲れているということは言えるね(笑)。

(左=フィル・ロード、右=クリストファー・ミラー)

ーーCGと手描きを組み合わせた、今までにないアニメーションに衝撃を受けました。本作の斬新なアニメーションに取り組もうとしたきっかけは?

ロード&ミラー:原作がコミックブックということもあって企画をもらった時から、印刷されたコミックブックの3Dバージョンに没入したような、今までにない映画を作る面白い機会だと思っていたんだ。非常にエキサイティングなチャレンジだったし、トライ&エラーを繰り返し、いろんなソフトウェアの開発も必要だった。「まるでコミックのページの中に自分がいるような作品」というのは一番最初から自分たちがゴールにしていたことだね。

ーー今までにないチャレンジをする上で一番苦労した点は?

ロード&ミラー:とにかく長い労働時間が要求されるんだ。通常のアニメーションの4倍の時間がかかった。アニメーターのチームは通常よりもっともっと人が必要になったね。

ーーストーリーに関してもお伺いできればと思います。本作の主人公・マイルスを、どのようなキャラクターとして描こうとしましたか?

ロード&ミラー:マイルスの面白いところは、誠実な性格だけどピーター・パーカーより気取った面があることだと思う。マイルスは、マスクを被る前からすでに、前の学校ではすごく自信がある現代的な都会っ子で、新しい学校では自信のない普通の学生という二重生活を送ってきた。彼が、今までのスパイダーマン作品の主人公であるピーター・パーカーと違うのは両親が2人ともいて、非常にマイルスをサポートしてくれるということだ。マイルスと両親の関係は、作品において面白いダイナミズムになるんじゃないかと思っていた。あと、マイルスはアーティスティックな表現をしたいというパッションを持っている。彼のその思いは、ストーリーの助けにもなるし、映画を観る人たちにも共感できるんじゃないかな。

      

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