>  >  > ドラマにおける“最年少ポジション”が担う役割

北村匠海、中川大志、赤楚衛二ら若手俳優が重宝 ドラマにおける“最年少ポジション”が担う役割

関連タグ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)で中川大志(20)が演じる最年少キャラは、容姿端麗・ハーバード大卒のエリート・藤枝修二。女性たちばかりの法律事務所の「黒一点」ということもあり、女性たちからはイジられまくり、一生懸命さが空回りしたり、真面目な天然ぶりを発揮してしまったり。

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(c)フジテレビ

 見るからに「ハイスペック残念男子」の表情豊かな演技は、チームにおいてマスコット的な魅力を放っている。

 また、『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)で、法律事務所のパラリーガル・石和徳則役を演じているのは、赤楚衛二(25)。『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)で万丈龍我を演じていた経歴による注目度もあり、ミスも多いお坊ちゃん像には、「可愛い」の声が続出。

『イノセンス 冤罪弁護士』(c)日本テレビ

 なかには、Twitterで「イノセンス見てるけど主に赤楚くんを見てる←笑笑」「赤楚くんが映ってると赤楚くんばかり見てしまってストーリーが入ってこない」といったつぶやきすら見られる。

 以上の例から考えるに、最年少ポジションがドラマにおいて担っている役割には、いくつかのパターンがある。

 一つには、「イケメン枠」「目の保養枠」「癒し」という視聴者へのサービスと、チーム内での「愛されマスコット枠」としての役割。最年少だからこそ生意気でも許されたり、それがかえって可愛く見えたりする。基本的に未熟であるだけに、年長者たちに可愛がられてイジられる図は平和なシーンになるし、挫折やコンプレックス→成長という物語性を生みやすいポジションでもある。

 もう一つには、チーム内に世代間ギャップや、別の視点、別の言語を持ち込む「異端」としてのスパイス的役割があるだろう。最年少の可愛いポジションだからこそ、ふとしたときに見せる謎めいた言動が、意外性として強い印象を残す。ときには恐怖すら与える。

 ところで、最年少ポジションには、子役出身者や学園モノ・ラブコメ、戦隊・ライダーモノなどに出演してきた役者が多く起用される印象がある。役者にとって群像劇の最年少ポジションを演じることは、それまで出演してきた子ども向け・ティーンズ向け作品から、「大人向け作品」に移行し、本格派の俳優にシフトチェンジする分岐点になる面もあるだろう。

 それでいて、フレッシュさや可愛さなどをベテラン勢の中で最大限に引き出してもらえる絶好の機会ともいえるのではないか。

■田幸和歌子
出版社、広告制作会社を経てフリーランスのライターに。主な著書に『KinKiKids おわりなき道』『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』(ともにアールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。

■放送情報
『家売るオンナの逆襲』
日本テレビ系にて毎週(水)22時〜放送
出演:北川景子、松田翔太、工藤阿須加、イモトアヤコ、鈴木裕樹、本多力、草川拓弥、長井短、千葉雄大、臼田あさ美、梶原善、仲村トオル
脚本:大石静
演出:猪股隆一、久保田充
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:小田玲奈、柳内久仁子(AXON)
協力プロデューサー:水野葉子
制作会社:AXON
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/ieuru_gyakushu/

『メゾン・ド・ポリス』
TBS系にて毎週(金)22時〜放送
出演:高畑充希、西島秀俊、西田尚美、竜星涼、木村了、戸田昌宏、小日向文世、野口五郎、角野卓造、近藤正臣
原作:加藤実秋『メゾン・ド・ポリス』シリーズ(角川文庫刊)
脚本:黒岩勉
演出:佐藤祐市、城宝秀則
プロデューサー:橋本芙美、芳川茜
製作:共同テレビ、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/maison_de_police/

『グッドワイフ』
TBS系にて毎週(日)21時~放送
出演:常盤貴子、小泉孝太郎、水原希子、北村匠海、滝藤賢一、賀来千香子、吉田鋼太郎、唐沢寿明
脚本:篠崎絵里子
チーフプロデュース:瀬戸口克陽
プロデュース:東仲恵吾
演出:塚原あゆ子ほか
原作:based on “The Good Wife” produced in the United States by CBS Television Studios in association with Scott Free Productions and King Size Productions, and distributed by CBS Television Distribution” 
制作:TBSテレビ
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/the_good_wife2019/

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』
フジテレビ系にて毎週(木)22時〜放送
出演:竹内結子、水川あさみ、中川大志、泉里香、バカリズム、斉藤由貴ほか
脚本:倉光泰子、三浦駿斗
編成企画:加藤達也
演出:関和亮、横尾初喜、山岸聖太、戸塚寛人
制作協力:ソケット
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/QUEEN/

『イノセンス~冤罪弁護士~』
日本テレビ系にて毎週(土)22時〜放送
出演:坂口健太郎、川口春奈、藤木直人、趣里、杉本哲太、市川実日子、志賀廣太郎、小市慢太郎、正名僕蔵、赤楚衛二、草刈正雄
脚本:古家和尚
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:荻野哲弘、尾上貴洋、本多繁勝(AXON)
演出:南雲聖一、丸谷俊平
制作協力:AXON
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/innocence/

      

「北村匠海、中川大志、赤楚衛二ら若手俳優が重宝 ドラマにおける“最年少ポジション”が担う役割」のページです。の最新ニュースで映画をもっと楽しく!「リアルサウンド 映画部」は、映画・ドラマ情報とレビューの総合サイトです。

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版