『グッドワイフ』北村匠海の絶妙なおちゃらけ具合が愛らしい 過去に縛られずに前進する朝飛の素顔

『グッドワイフ』北村匠海が愛らしい

 日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)で主人公・蓮見杏子(常盤貴子)のライバル弁護士・朝飛光太郎を演じる北村匠海。昨年は映画2本が公開、JT「想うた」シリーズ、SoftBank「ギガ国物語」と話題のCMにも出演中、さらには主演映画『君は月夜に光り輝く』の公開も控えるなど勢いに乗る北村が、闇を抱える強気な若手弁護士として、新たな顔を見せている。

 ダンスロックバンド・DISH//のメインボーカル&ギターも務める北村。今月に入ってからも男性限定ライブ『皿野郎 激烈決起集会』を開催したりと音楽活動も精力的。ふだんは物腰柔らかな北村が、ロックサウンドを奏でるギャップも魅力で、4月に発売されるニューアルバム『Junkfood Junction』には、アイナ・ジ・エンド(BiSH)、田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)、あいみょんが参加するなど、バンド活動でも注目を集めている。

 役者としては、子役時代からその道をスタートさせ、浜辺美波とのダブル主演『君の膵臓をたべたい』(2017年)で次ステージに突入。同作で北村は、病を患う掴みどころのない同級生・桜良(浜辺)に寄り添う“僕”を瑞々しく演じ、「第41回 日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した。また昨年には『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)で、眞島秀和と同性カップルを演じて話題に。人懐っこい“朔ちゃん”は子猫のように愛らしく、一方でキスシーンなど踏み込んだ場面も、さらりと演じきった。

 ヒューマンドラマであれ、青春モノであれ、ミステリーであれ、どんな役柄にも即する北村の力みのないナチュラルな演技は、同世代役者の中でも随一。そんな北村が『グッドワイフ』で扮しているのは、「神山多田法律事務所」に仮雇用されている若手弁護士・朝飛光太郎。ともに仮採用中の蓮見とは、正採用の座を争うライバル同士だ。

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