『グッドワイフ』小泉孝太郎が見せる不穏な表情 常盤貴子VS相武紗季も始まり、物語は終盤戦へ
日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)が、いよいよ佳境に突入。2月24日放送の第7話「消された真実」では、蓮見壮一郎(唐沢寿明)が贈収賄事件の更なる真相に自ら手を伸ばしていく。
第7話は壮一郎が事件を探るシーンがメインとなるが、一方で多田征大(小泉孝太郎)とのバトルも激化していく。第6話のラストで、多田の杏子(常盤貴子)への思いを電話越しに聞いてしまった壮一郎。「一度ちゃんと話したい。今日の夜7時に事務所の屋上で待ってる。その気がなかったら来なくていい。俺も忘れるから」という告白は、当然杏子へ届くはずもなく。多田はその思いを閉ざし、杏子に関わることを避け素っ気ない態度を取るようになる。そんな時、多田の前に壮一郎が現れる。
杏子が壮一郎の弁護に立つことで、彼女は事務所で不利な状況に立たされていた。多田はそのことを壮一郎へと指摘し、「僕にはあなたが彼女を幸せにできるとは思えない」と突きつける。しかし、壮一郎はあくまで杏子の夫。「あなたに関係ありますか? 余計なことは考えずご自分の職務を全うしたらどうです?」とあくまで立場が上であることを見せつけるのだ。ここから多田の様子は大きく変化していく。
「大至急調べてもらいたいことがある」と円香みちる(水原希子)に依頼したのは、担当していた案件の証拠用に脅すネタの調査。留守電の一件から、多田は杏子への思いを閉ざし、少し内向的になっていくが、時折不穏な表情を見せるようになっていく。それは壮一郎の一言が発端になった気持ちの表れと捉えられるが、何か危険を孕んだ嫌な予感がするのも事実である。皮肉にも、杏子から弟にしか見えなかった多田が再会したらいろいろ違って見えたこと、「もし若い時にそのことに気づいてたら、多田君との人生もあったのかもしれない」という発言も飛び出しているのが多田にはつらいところだ。