“残念なところ”が最大の魅力? 『はじこい』永山絢斗演じる雅志に幸あれ

“残念なところ”が最大の魅力? 『はじこい』永山絢斗演じる雅志に幸あれ

 深田恭子がこじらせ塾講師・春見順子を演じる『初めて恋をした日に読む話』(TBS系、以下『はじこい』)。東大を目指すピンク髪の生徒・由利匡平(横浜流星)、離婚を機に猛アタックを開始した同級生・山下一真(中村倫也)と共に、順子を巡る四角関係を繰り広げているのが、従兄弟の八雲雅志。演じているのは、現在、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』にも出演中の永山絢斗だ。

『初めて恋をした日に読む話』第6話より(c)TBS

 永山は、2007年にドラマ『おじいさん先生 熱闘篇』(日本テレビ系)で俳優デビューし、2010年公開の初主演映画『ソフトボーイ』で「第34回 日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。その後もNHK連続テレビ小説『おひさま』(2011年)、『べっぴんさん』(2016年)、映画『真田十勇士』(2016年)に出演するなど、役者としての歩みを一歩ずつ着実に進めてきた。

 『はじこい』で永山が演じている雅志は、順子の従兄弟。20年以上、順子に片思いを続けているが、順子が鈍感すぎるのか、従兄弟という関係性が邪魔をしているのか、両想いになるどころか、好意に気づいてもらうことすらできずにいる役どころである。

『初めて恋をした日に読む話』第4話より(c)TBS

 雅志は、東大出身の超エリート商社マン。海外土産の趣味が悪いのは玉にきずだが、優しくて、顔も良くて、仕事もできて、好きな人を一途に思い続ける雅志は、誰がどう見ても優良物件。中学時代には「7秒見つめると、女はオレを好きになる」と悩んでいたほどで、モテ男であることは間違いない。

 にもかかわらず、第1話から順子には「イケメンではない」と否定され、「運命とか宿命って、意外と身近にあるっていうか」と告白をほのめかしても、「誰か紹介してくれるの!? ありがとう」と、お礼を言われてしまう。それどころか、第3話ではバックハグからの「オレ、お前が好きだ」という最強の告白を決行するも、本気に捉えてもらえないあり様。どんなに女性にモテても、本当に好きな1人からは見向きもされないという、なんとも切ない立場だ。

『初めて恋をした日に読む話』第1話より(c)TBS

 キャバクラオーナーで順子の親友・松岡美和(安達祐実)による“恋の指南”に、眉間にシワを寄せて考え込んでみたり、大きく頷き納得してみたりと、どんな時でも雅志の胸の内は、すべてが顔に書いてある。それほどまでに感情をわかりやすく体現する永山も見事だが、それを一切読み取ることをしない順子もまた、すごい。

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