『3年A組』片寄涼太が語る、菅田将暉ら共演者と切磋琢磨する日々 「クルーとして誇りを感じてる」

『3年A組 』片寄涼太インタビュー

 現在放送中の日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)。本作では、主演の菅田将暉が、教師・柊一颯を演じ、また、生徒役に永野芽郁、川栄李奈、上白石萌歌、萩原利久、神尾楓珠、富田望生など注目の若手俳優が揃う。柊が担当クラス3年A組の生徒を人質にとって立て篭り、毎話予想外の展開が起こるなど、放送スタート時から話題を呼んでいる。

 生徒役として、甲斐隼人を演じているのが片寄涼太だ。クラスのリーダー格である甲斐は、柊に対して反抗的な態度をとっているも、実はダンサーになるという夢を持ちながら、家族を守るためにその夢を諦めたという過去を持つ。片寄に、俳優として先輩である菅田将暉から学んだことや、甲斐というキャラクター、今後の展開について、語ってもらった。

「隼は『もれなく泣いた』と言ってくれました(笑)」

――これまでの撮影を振り返って、いかがですか?

片寄涼太(以下、片寄):最初の頃は、出演者みんなが探り探りな雰囲気もありましたが、少しずつ馴染んできて、今はいいチームになってきています。いろんな方から「ドラマおもしろいね」とか「観たよ」という言葉をいただけるので、そういう作品に出させていただけて、ありがたいです。

――甲斐役への反響は?

片寄:4話で甲斐のエピソードがしっかり描かれていたので、放送後に「結構、いい子だったんだね」という言葉をもらえたのはおもしろかったです(笑)。

――GENERATIONS from EXILE TRIBEメンバーからの反響はどうでしょう。

片寄:(小森)隼は毎週Twitterでツイートしていますよね(笑)。3話は一緒にオンエアを観ましたが、どハマリしています。(中務)裕太くんから「毎回、迫力があって楽しいな」と声をかけてもらったり、メンバーはみんな「おもしろい」と言ってくれているけど、小森隼が一番うるさい(笑)。オンエア後にLINEしてきて、「お前が内通者か」とか「あいつが怪しい」とか。「俺に言ってどうする?」ということを送ってくるので、「来週もお付き合いください」と返信すると、「(内容を)いつも教えてくれないね」って(笑)。楽しみを取るわけにはいかないので逆に気を使っているつもりなんですけど、気になってしょうがないみたいです。

――4話オンエア後は?

片寄:隼は「もれなく泣いた」と言ってくれました(笑)。

――甲斐を演じる上で、意識していることはありますか。

片寄:1~3話では、家族とクラスメイトを“守る”ということをすごく意識しました。正義感というか、責任感がある人間なんだろうと感じながら、臨んでいましたね。

――4話以降、意識は変わりました?

片寄:一颯を見る目が変わったと思います。一歩踏み出すきっかけをくれた一颯先生を信頼してもいいのかなと、甲斐自身が思い始めた。クラスメイトに対しても、今までは弾き飛ばすことで自分の存在を感じてきたけれど、意見を聞いたり、甘えることもあるかもしれないし、少し変化があるのかなと思います。

――アクションシーンの撮影は、大変そうですね。

片寄:4話までは結構ぶつかり合うシーンがあったので、その都度どこかを痛めていました(笑)。プロテクターを入れるんですけど、「入れてないところを打ったりするんですよね~」とか冗談で話していると、本当にそうなっちゃうっていう(笑)。イスを窓にぶつけるとき、跳ね返ったイスが本番だけ当たってしまったり……多々経験させてもらいました(笑)。

――限られた空間での撮影ですが、今作ならではのおもしろさは?

片寄:イスの座り方って、色々あるんだなとか(笑)。考え始めると、いろんなバリエーションが出てくるっていう発見はありますね。寝るシーンでも、みんな寝方のバリエーションが増えてきて、さすがだなって思います(笑)。

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