『3年A組』片寄涼太が語る、菅田将暉ら共演者と切磋琢磨する日々 「クルーとして誇りを感じてる」
「6話も笑顔は多いと思います」
――エンディングのスナップショットも印象的です。どんな風に撮影を?
片寄:こういう画を撮りたいというシチュエーションが決まっていて、なんとなくそこで生まれた写真が使われています。僕は“帰り際”みたいなスナップがあったんですけど、それはみんなが見ている中での撮影だったので恥ずかしかったです(笑)。
―― “朝礼体操”も流行っていますね。
片寄:僕が作ったわけではないですけど(笑)、こんなに流行ってびっくりしています。自分はGENERATIONSでは歌う方なので、絶対メンバーにいじられるだろうなと思っていたら、案の定めちゃくちゃいじられました。「めっちゃ、ちゃんと踊ってんじゃん」って言うから、「うるさいわ」と(笑)。
――甲斐は踊れる役ですもんね。
片寄:そうなんですよ。だから僕は「ダンスがやれる役なんだ」と、しきりに話しています(笑)。最初に見たときは難しいんじゃないかなと思ったんですけど、生徒のみなさんもバッチリ踊られるので、世代かなぁって(笑)。
――ファンに踊り方のコツを伝授するなら?
片寄:ひとつずつゆっくり分解して踊るといいと思います。日本人にとっても苦手な“裏取り”がダンスには必須なので、裏拍を感じることがポイントです。
――ドラマの今後の見どころについて教えてください。
片寄:僕らもわからない中で進んでいっているので、正直、今日も撮影しながら「どうなっちゃうんだろうな」って話していて(笑)。どこに向かっているのかがわからないので、僕らもオンエアを見て整理するというか……。台本には自分たちは知らなくてもいい情報もあるので、その部分を見ずにやろうとすると結構難しいんです。でも、そこがうまく一話一話のカギとなって進んでいくところが、ミステリーとしての見どころです。
一颯先生が話す言葉の中にはメッセージがあって、僕たちもその船に乗せてもらっているクルーとして誇りを感じていますし、少しでもメッセージを伝える役目を果たせるように、いい空気を作って、みんなでがんばっていけたらと思っています。ここから後半戦に入って、一致団結しようとするかもしれないし、やっぱり離れたいという奴が出てくるかもしれない。その微妙なバランスの中で、一颯先生がどう生徒たちを導いていくのかも、見どころだと思います。
――シリアスな作品でもあり笑顔の少ない物語ですが、最後はどうなるのでしょう?
片寄:あのエンディングがしっくりくる作品になるのではないでしょうか。そういう意図で作られているんじゃないかなと。でも、6話も笑顔は多いと思います。世間(と生徒たち)とのギャップみたいなものが一種のテーマにもなっているので、意外な始まり方をすると思いますよ!
(取材・文・撮影=nakamura omame)
■放送情報
『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:菅田将暉、永野芽郁、萩原利久、秋田汐梨、若林薫、佐久本宝、富田望生、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、川栄李奈、上白石萌歌、新條由芽、鈴木仁、古川毅(SUPER★DRAGON)、望月歩、搗宮姫奈、堀田真由、日比美思、森山瑛、三船海斗、今井悠貴、若林時英、今田美桜、飛田光里、大原優乃、神尾楓珠、横田真悠、森七菜、西本銀二郎、福原遥、高尾悠希、箭内夢菜
脚本:武藤将吾
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:福井雄太、松本明子(AX-ON)
演出:小室直子、鈴木勇馬、水野格
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/3A10/