三代目JSB 山下健二郎主演『八王子ゾンビーズ』映画化へ 山下「僕にとって本当に大事な作品」
昨年8月に行われた舞台『八王子ゾンビーズ』のDVD発売記念イベントが1月23日に開かれ、主演を務めた三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの山下健二郎、劇団 EXILEの小澤雄太、そして脚本・演出の鈴木おさむが登場した。
本作は鈴木おさむの書き下ろしで、主題歌をm-flo、劇中歌を☆Taku Takahashiが担当し、“音楽×ダンス×ゾンビ”をテーマとした完全オリジナル作品。全20公演で25,000人を動員した大人気舞台が、待望のDVD化だ。
イベント会場となったTOHOシネマズ 六本木ヒルズにはたくさんのファンが詰めかけ、3人が登場すると黄色い声援が上がる。小澤が「(『八王子ゾンビーズ』の)舞台を観に来られた方はどれくらいいますか?」と声をかけるとほとんどの人が手を挙げ、中には舞台中にグッズとして販売された「タンバリン」を鳴らして呼びかけに答える人も。
「『八王子ゾンビーズ』は、僕にとって本当に大事な作品」と語る山下は、当時を振り返り「長ゼリフ、一人語りが多くて、これはまずいなってテンパってたんです。稽古に入っても、最初は自分の世界でいっぱいいっぱいで、最初の5日間くらいはずっと本を読み込んで覚えることに集中していたんです。でも、セリフが入ってから皆さんと仲良くなって。花火大会を稽古場から見られたり、近くの中華屋さんにはよく行ったりしましたね」とチームワークの良さをアピール。
特に同い年・ほぼ同時期に事務所入りした小澤とご飯に行くことが多かったといい、「なんだったら、『家に来て飯作って』ってお願いをして、料理を作ってもらっていました」と明かす。
そんな小澤から「稽古の期間、健二郎は立ち回りを『無理!』とか言っていて。『ダンスと全然違うんだもん』とか言ってました」とバラされると、山下は「文句ばっかり言ってました」と苦笑い。
共演者である早乙女友貴からかなり厳しく指導されたそうで、「ミスると舌打ちしてるんじゃないかなって……。友貴くんが23歳で俺が33歳なので、年が10個違うんですけど、俺がすごい気をつかって『ごめんごめん』って」と謝っていたという。それでも「友貴くんに色々教えてもらって、すごくかっこいい立ち回り、アクションができました」と、舞台上では満足できる動きになっていると自信を見せる。
舞台ではアドリブもかなり多かったといい、「ゾンビーズがふざけるんですよ、それを処理するのは僕なんですが、毎回大変でした。どうやってくるのかビクビクしてました」と山下は主役の苦労を漏らす。
そのおふざけレベルは「久保田(悠来)さんは一番ぶっ込んでくるタイプ。はるぴょん(丘山晴己)は何をしてくるかわかんないし……映像化して、『ピー』音が入っていないか、心配なところがある」ほど。「いい加減にしろー!」と突っ込む山下の声がどんどん枯れていき、その叫びが本当か演技かわからなかったと鈴木も笑う。
DVD化され、どこに注目してほしいか問われた鈴木は、ダンスの練習シーン・殺陣・ダンスの3箇所を挙げる。かなり激しい動きも多く、寄りで見ると「汗だく」な出演者の様子がより伝わると言い、「ダンスの練習シーンの後、みんな水が飲みたいんだけど『ゾンビが水飲んでいいのか?』って議論」になるほどだったとか。