桜井日奈子の“透明感”が放つ学園物語の輝き 『僕の初恋をキミに捧ぐ』一筋縄ではいかない恋と友情

桜井日奈子の“透明感”が放つ学園物語の輝き 『僕の初恋をキミに捧ぐ』一筋縄ではいかない恋と友情

 土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系)が1月19日に初回放送を迎えた。同ドラマは青木琴美の同名コミックを初ドラマ化したもので、20歳まで生きられない少年と、その少年を全身全霊で愛する幼なじみの少女の物語。重い心臓病で「20歳まで生きられない」と宣告されてしまった主人公・逞を演じるのは、野村周平。また、小さい頃に逞が20歳まで生きられないと知って以来、一途に病を治す方法を探し求める幼なじみの繭を桜井日奈子が演じる。主題歌はDEAN FUJIOKAが担当し、繭と逞の切ない恋を歌い上げる。

 本作は2009年に同名で映画化もされ、当時は逞を岡田将生が、繭を井上真央が演じた。第1話では繭と逞の幼少期と高校入学までが描かれる。原作では、幼少期に繭しか知らなかった逞の寿命について、逞も同時期に知っていたとアレンジ。逞が繭を避ける理由は同様に病気を理由にしているが、動機付けの弱いスタートとなってしまった。以降描かれる展開でどのように回収するのか見守りたい。

 入学式で強烈なインパクトを残した生徒会長の“昴様”こと鈴谷昴(宮沢氷魚)。彼は偶然逞が入学式で隣に座った鈴谷律(佐藤寛太)の兄であった。さらに新入生代表の挨拶で繭と再開する逞。偶然が重なり、4人の関係が繋がる。本作はキャラクターの関係性の深さがポイントとなる。鈴谷兄弟の境遇や生い立ち、逞の生い立ち、そして繭の生い立ちのそれぞれが複雑に絡み合うことで、恋も友情も一筋縄ではいかなくなる。逞の心臓病に気づいた律と昴は、繭との関係についても感づき、彼らなりに逞のことを気にかけることになる。それは鈴谷兄弟の父もまた、逞と同じ心臓病を患っていたという背景があるからであった。その事情を胸に秘めながらも、律は逞との友情を育み、昴は繭を想うのだ。

 第1話では逞が繭のためにプールに飛び込むシーンがあり、野村と桜井のいつもとは違った一面を見ることができる。水中ならではの色気と、野村の真剣な表情は魅力溢れるシーンとなった。また、桜井は弓道場や教室で見せる透明感で春の高校生活を彩る。風に吹かれながら、透き通るような肌がクロースアップで映されると、高校生の頃の輝きやまぶしさを思い出して胸を打つような感覚になる。これから繭と逞の物語が始まるんだ、そう感じさせるフレッシュな姿が印象的だ。

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