『アベンジャーズ』『トイ・ストーリー』『スター・ウォーズ』……今年の話題作を一挙紹介!
2018年も多くの映画が公開された。年を跨いでも大ヒットを続け、興行収入100億円を射程に捉えた『ボヘミアン・ラプソディ』を始め、『劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人』、『劇場版 コードブルー -ドクターヘリ緊急救命-』、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』などヒット作は並び、決して不作の年ではなかったように思える。しかし、2018年を乗り切った劇場関係者は口をそろえてこう言うのだ。「2019年、ヤバイ」と。
ボジョレーヌーボーの出来のように、この毎年この時期になると「今年の洋画はアツい」とか「大作目白押し」と言った声が聞こえてくるが、2019年は一体なにがどうヤバイのか。公開ラインナップを紹介しながら解説していきたいと思う。
はじめに、2019年はディズニーの年と言えるだろう。ここ近年、自社アニメーション、実写化作品はじめMCU、スター・ウォーズ、ピクサーなどバラエティに富んだ配給をしてきたウォルト・ディズニーが今年は集大成かのごとく、短いスパンで大作を放り込んでくる。日本公開未定の作品を含めると、なんとその数12本にのぼる。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』
今年のゴールデンウィーク興行の台風の目になることは疑いようもなく、上半期最も重要な1作と言っても過言ではないだろう。2008年の『アイアンマン』から始まったMCUシリーズも様々なヒーローを取り込みながら大きく成長してきた。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のラストでは、その今まで積み上げてきたものを文字通り無に帰すような衝撃の展開が訪れ、ファンの間では様々な憶測が立てられているが、全く先の読めなくなったシリーズの大きな転換点となる重要作である。
ちなみに『エンドゲーム』後のMCUの展開に関しては、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開が年内に予定されている。しかし、本作は、ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント配給作品のため、現状『エンドゲーム』以後のディズニー配給によるMCU作品の公開は白紙状態(2020年公開予定だった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』はジェームズ・ガン監督の解雇騒動で宙に浮いてしまっている)。今後のディズニーの展開そのものも、恐らく『エンドゲーム』の封切りとともに明かされることになるだろう。
『トイ・ストーリー4』
前作『トイ・ストーリー3』は興行収入100億越えの大ヒット。ディズニーランドのトイ・ストーリー・マニア!は長時間待ちが当たり前。ピクサー・アニメーション・スタジオの旗印シリーズの新作が今夏公開となる。前作では、大学生になったアンディとウッディやバズたちの別れが描かれたが、本作では、“おもちゃじゃない”新キャラクター・フォーキーが登場すること以外、どのような展開が待ち受けているのかいまだ明らかにされていない。