『キャプテン・マーベル』ブリー・ラーソン、自身のヒーロー像を語る 「ただ自分自身でいる」

ブリー・ラーソン、自身のヒーロー像を語る

 2019年3月15日に日本公開を迎える『キャプテン・マーベル』で主演を務めるブリー・ラーソンが、自身の思うヒーロー像について語った。

 マーベル初の女性ヒーロー単独主役である本作は、過去の記憶を失ったミステリアスなヒーローが主人公はのアクション・エンターテインメント。アベンジャーズ誕生のきっかけとなる、マーベル最重要ヒーローの始まりが描かれる。

主人公のキャプテン・マーベルを演じるのは、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、その後も『キングコング:髑髏島の巨人』や『フリー・ファイヤー』など話題作に出演しているブリー・ラーソン。

 新境地に挑むことを決めたラーソンは、「私が思うヒーローたちはみんな、ただ自分自身でいるの。逆境に直面しても、周りと同じような性格だとしても、ただ自分自身でいることが大切だと教えてくれる。ありのままの姿でいるからこそ、時々共感できなかったり、彼らの言うことが見事に的を得ていて驚かされたりもするわ」と、自身の思うヒーロー像を語っている。

 ラーソンの言うように、マーベルは今までに、宇宙で戦いを繰り広げようと、信じられないほどのパワーを持ってようと、彼らがヒーローである以前に“一人の人間”であることを尊重してきた。自己中心的でありながらも、大切なもののためには身を犠牲にしてまで守ろうとするアイアンマンや、人一倍正義感が強くまじめで、抜群のリーダーシップを持つキャプテン・アメリカなど、ヒーローたちの“人間らしい部分”にフォーカスを当てることによって、無理に飾ることのないありのままの姿を描き、観客が共感や親近感を抱くことのできるようなヒーローを生みだしてきた。

 ラーソンが演じるキャプテン・マーベルもまた、その魅力は驚異的な力だけに留まらない。彼女は過去の記憶を失い、身に覚えのない記憶のフラッシュバックに悩まされていたのだが、そんな中、記憶を狙う正体不明の敵と戦うことになる。過去の記憶がないというのは、思わず恐怖心を抱いてしまいそうだが、そんな過酷な状況でも、決して挫けることなく立ち向かうという、その不屈の精神こそが“人間的な魅力”となっている。

■公開情報
『キャプテン・マーベル』
2019年3月15日(金)、全国公開
監督:アンナ・ボーデン、ライアン・フレック
出演:ブリー・ラーソン、ジュード・ロウ、サミュエル・L・ジャクソン、クラーク・グレッグ
製作:ケヴィン・ファイギ
原題:Captain Marvel
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2019

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