池脇千鶴、桜田ひより、出川哲朗、橋爪功ら13名が『男はつらいよ』最新作に出演決定

 『男はつらいよ』シリーズ最新作『男はつらいよ50 おかえり、寅さん(仮題)』の公開日が2019年12月27日に決まり、13名の追加キャストが発表された。

 1969年8月27日に第1作が劇場公開された映画『男はつらいよ』シリーズ。第1作の公開から50周年を迎える2019年に、シリーズ50作目が公開となる。1997年公開の第49作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来、22年ぶりの新作となる本作は、車寅次郎の甥・満男と、満男がかつて思いを寄せたイズミのその後の物語。別々の人生を生きてきた2人を軸に、さくらや博、そしてくるまやを囲む人たちが描く。

 既に出演が発表されている倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆、後藤久美子、夏木マリ、浅丘ルリ子に加え、今回、山田組初参加となる池脇千鶴、桜田ひよりら13名の出演者が発表された。

 小説家となった諏訪満男(吉岡)の編集担当・高野節子役に池脇、満男の娘・諏訪ユリ役に桜田が決定。山田組初参加となった池脇と桜田が、満男が軸となっている物語の今作で重要な役どころを演じる。そして、シリーズでお馴染みの、朝日印刷タコ社長の娘・朱美役に美保純、柴又帝釈天題経寺の寺男・源公役に佐藤蛾次郎、新しくカフェになったくるまやの店長・三平役に北山雅康、これまでのシリーズでさまざまな役を演じていた笹野高史が新たな御前様として出演。第37~41作でエキストラとして参加していた出川哲朗も、出版社の社員・山中役として登場する。

 また、山田組初参加で、節子(池脇)が勤める出版社の編集長・飯田役をカンニング竹山、書店の客役を濱田マリ、ケアセンターの職員役を林家たま平と、多才な面々が揃った。さらに、山田組常連となっている橋爪功がイズミ・ブルーナ(後藤久美子)の父親・及川一男役で、小林稔侍が満男の義理の父親・窪田役で、立川志らくが劇中でも噺家として出演している。

コメント一覧

池脇千鶴

『男はつらいよ』は子どもの頃、親にいっぱい見せてもらった記憶があります。今回、寅さんに出られるということにすごくびっくりしましたし、嬉しかったです。山田組は緊張感があって、でも厳しいというよりは優しく、細かく。山田監督が書かれた脚本にプラスして、現場でも監督がその時々に求めていることに応えられたらいいなと思い、撮影に臨んでいました。

桜田ひより

オーディションに受かった時は飛び跳ねて喜びました! 家族は勿論、祖母が特に喜んでくれました。撮影初日はとても緊張していたのですが、みなさんが温かく迎えてくださったので安心して撮影に臨むことができました。
監督からは「変に作り込むのではなく、台本をきちんと読んで、自然体で来てほしい」とアドバイスを頂いたので、山田組に身を任せて沢山のことを吸収したいと思い、頑張りました。

プロデューサー・深澤宏

池脇さんは山田監督が以前からお仕事をされたいと思っていた女優さんでした。今回の節子役を是非池脇さんにと話したところ、監督と意見が一致して、出演して頂けることになりました。満男のよき理解者であり、仕事のパートナー、温かく包みこむような優しさのある節子を、池脇さんが本当に素敵に演じてくださいました。
桜田さんはオーディションでたくさんお会いした女優さんの中でも、とても素朴で、満男の娘として非常にふさわしい方だと思っていました。撮影中は、初めてとは思えないくらい、まるで本当の親子、孫のように諏訪家の一員として上手く溶け込んでいました。
今回の新作でシリーズ初参加となった出演者の方々と、これまでのレギュラー陣が揃いました。これまでシリーズを見てくださっていた皆さまには感謝を込めて、また、初めて『男はつらいよ』をご覧になる方々には本作をきっかけにファンになっていただける、50周年にふさわしい作品になります。

■公開情報
『男はつらいよ50 おかえり、寅さん(仮題)』
2019年12月27日(金)全国公開
原作・監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三
出演:渥美清、倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆、後藤久美子、浅丘ルリ子、池脇千鶴、桜田ひより、橋爪功 、小林稔侍、美保純、佐藤蛾次郎、北山雅康、笹野高史、濱田マリ、カンニング竹山、出川哲朗、林家たま平、立川志らく
制作・配給:松竹株式会社
(c)2019松竹株株式会社
映画公式サイト:tora-san.jp/movie50/
公式Twitter:@torasan_50th

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