稲垣吾郎、二階堂ふみについて「衝撃を覚えました」 映画『ばるぼら』製作発表で互いの演技語る
11月20日、帝国ホテル内で開催された手塚治虫生誕90周年記念会にて、稲垣吾郎が主演を務める、来年公開の映画『ばるぼら』の製作発表会見が行われた。
本作は、手塚治虫生誕90周年を記念し、“映像化不可能”と言われた手塚治虫原作の同名漫画を実写化。禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した問題作となっている。手塚治虫の実子であり『白痴』『ブラックキス』などで知られる手塚眞がメガホンをとり、ウォン・カーウァイ監督作品等の映像美で知られるクリストファー・ドイルが撮影監督を担当する。異常性欲に悩まされている売れっ子耽美派小説家である主人公・美倉洋介を稲垣吾郎が、自堕落な性格のフーテン女・ばるぼらを二階堂ふみが演じる。
会見では、まずはイギリスのディレクターがこの日のために作ったという1分44秒の予告編が上映された。
予告編公開後、稲垣、二階堂、手塚監督が登壇。手塚監督は本作について「父親のマンガを原作にして実写映画を作ることは初めてです。なぜ『ばるぼら』なのかと疑問を感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、昔から特別に思い入れのある作品でございます。そして、今回は稲垣吾郎さん、二階堂ふみさんというものすごく素晴らしい俳優の皆さんにご参加いただきました。とてもスペシャルな映画になっていると思います。よろしくお願いいたします」と挨拶した。
主人公・美倉洋介を務めた稲垣は「とても刺激的な作品で、美倉洋介という愛と欲望に取り憑かれているキャラクターを、監督とクリストファー・ドイルが作り出す耽美的で、退廃的な美しい世界の中で演じさせていただくことができました。皆さんに楽しんでいただける作品になるかと思います」と本作の魅力をアピール。
美倉を誘惑する“ばるぼら”を演じた二階堂は「手塚治虫さん生誕90周年ということで、このような場で『ばるぼら』の実写化を発表させていただけて、本当に幸せに思います。原作もすごく力強く、不思議な物語で、私自身もいろんなことを考えながら参加させていただきました。完成したものを皆さんに共有して、また面白い内容になっていたらいいなと思います」と語った。