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佐藤健の告白に詰まった麦田の成長 『義母と娘のブルース』最終回はドラマオリジナルの“奇跡”に?

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「つまり、店長は私にとって“小さな奇跡”ということです」

 今日電車で隣りに立った人、宅配に来た人、飲食店で注文を取った人、SNSで見かけた人……私たちは日々、多くの一期一会を繰り返している。通行人AやBといった群衆の中から、その存在を認識し、さらに特別な人になるのは、一体どのくらいの確率なのだろうか。 そんな会話が釣り船の形をした居酒屋でなされる、なんともにくい演出。『義母と娘のブルース』(TBS系) 第9話では、あらためて多くの生物が行き交う“今”という大海原から、“この人に会えてよかった”と思える人とめぐりあう奇跡に気づかされた。

 義母と娘の出会いから約10年。亜希子(綾瀬はるか)の会社に出入りするバイク便スタッフとして、良一(竹野内豊)がふと足を止めた“奇石の花屋”の店員として、またあるときはみゆき(横溝菜帆)の通う小学校でトイレを借りるタクシー運転手、亜希子とマンションの買い手をつないだチラシを落としたコピー機回収スタッフ、最期のときを迎えた良一と亜希子とみゆきを乗せた霊柩車のドライバー、そして亜希子が再就職するベーカリーの店長に……と、様々な形で親子の物語に接触していた麦田章(佐藤健)。

 私たち視聴者は、第1話から“また、こんなところに佐藤健!” と楽しませてもらっていたが、それは全体を見渡せる神の視点であればこそ。第9話にして何度となくすれ違っていたお互いの存在を知り、亜希子と章は笑い合う。きっと私たちが生きている現実でも、意識していないだけで、こんな出会いと別れが繰り返されているのだろう。街には、まだ知り合っていない“縁”深い人たちがいる。そう思うと、なんだか私たちの身の回りにも小さな奇跡がまだまだたくさんありそうだ、とワクワクしてくる。

 思い返せば、亜希子と良一もお互いにライバル会社のひとりという関係だった。コンペでは、あらゆる策を講じて勝利をもぎ取る亜希子と、あらゆる方向から飛んでくる上司のちゃんばらお小言を受けて笑う良一。花見会場では、全力で宴会芸に取り組む亜希子と、のんびりと場所取り楽しむ良一……何度も通り過ぎてきたふたりが交わる人生の面白さ。良一が、 亜希子の仕事人間という鉄仮面の下にある、愛情深い顔に気づけたのも、日頃から小さな奇跡探しをしていたからかもしれない。

      

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