中島美嘉の名曲が映画に 登坂広臣&中条あやみ主演『雪の華』来年2月公開決定

 中島美嘉の同名楽曲を三代目 J Soul Brothersの登坂広臣と中条あやみの共演で映画化した『雪の華』が2019年2月に公開されることが決定し、特報映像が公開された。

 今年発売から15周年を迎える中島美嘉の「雪の華」。日本をはじめ、韓国や中国などのアジア各国や欧米でもカバーされた楽曲が、映画という形で新たな物語を紡ぎだす。今年2月27日に、登坂と中条が共演する大型ラブストーリー企画が発表されていたが、今回その全貌が明らかになった。

 登坂が演じるのは、ガラス工芸家を目指すぶっきらぼうだがまっすぐな青年・綿引悠輔。中条は、幼い頃から病弱で、余命宣告を受けながらも憧れの地フィンランドに行くことを夢見る平井美雪に扮する。そして、本作のメガホンを取るのは、『orange-オレンジ-』や『羊と鋼の森』で知られる橋本光二郎監督。『8年越しの花嫁 奇跡の実話』やNHK連続テレビ小説『ひよっこ』など数々の名作映画・ドラマを生み出してきた岡田惠和が脚本を担当する。漫画・小説を原作とする作品が多い昨今に、同じく楽曲をモチーフにしてヒットした『涙そうそう』や『ハナミズキ』の系譜を継ぐオリジナル作品としての映像化となる。

『雪の華』超特報

 公開された映像は、「雪の華」のイントロに乗せて「神様、どうか一度だけ、私に恋をください」という美雪の願いで始まる。中島の歌声に乗せて、フィンランドと東京、それぞれの美しい景色を織り込みながら、雪の中で切なげに見つめあう登坂と中条の表情が映し出されている。

 さらに脇を固める俳優陣も発表。美雪の母親・平井礼子役に高岡早紀、悠輔たち兄弟を見守る先輩・岩永役に浜野謙太、そして美雪の担当医師・若村役に田辺誠一が決定した。

コメント一覧

中島美嘉

「雪の華」が映画になります。私がこの曲をはじめて歌ったのは丁度15年前で、映画になると知ったときはビックリしましたが、良い曲というのは時代を超えるんだなということを今、あらためて感じています。
脚本を読ませていただいた時はこの曲をこういう風に広げるんだと感動し、本当に素敵なラブストーリーなので、観た人全員が共感できる、すごいなと思える作品になると私も確信しています。また登坂さんと中条さんが演じることで「雪の華」という曲自体にも新しい見え方が生まれると思いますし、本当にこの曲を歌わせてもらって良かったと改めて感じています。映画と曲とを一緒に楽しんでもらえるのが一番良いですが、皆さまの感性で曲の方はお好きなように解釈して頂きたいし、映画も絶対に楽しめると思います。楽しみにしていてください。

登坂広臣(綿引悠輔役)

 この度の映画撮影が無事にクランクアップを迎え、いよいよ全容が明かされた今、期待感が高まると同時に改めて気が引き締まる思いです。僕自身が普段アーティストとして活動しているからこそ、中島美嘉さんの楽曲「雪の華」をモチーフとした作品に携われることを光栄に思いますし、同じアーティストとして楽曲に対して感じたことを、自分なりに落とし込みながら、作品の世界観や悠輔という役と向き合ってきました。より多くの方々に届けられる作品にするべく、信頼できるスタッフの皆さん、中条さんをはじめとするキャストの皆さんと一緒に作り上げてきた作品ですので、是非公開を楽しみにしていてくださればと思います。

中条あやみ(平井美雪役)

初めて台本を読み終えた時、純粋なラブストーリーに心が温かくなりました。
生まれた時から身体が弱く、幸運になる事を諦めていた美雪は、悠輔と出会い、少しぶっきらぼうだけど大きな心を持った優しさに触れ、生まれて初めて、勇気を出して声にする事ができ、悠輔との最後の思い出を頑張って作ろうとしていくうちに、それが幸せな思い出になり、まだ生きたい…と思ってしまった。
美雪を演じていて、人は誰かを一生懸命愛し、愛される為に生まれてきたんだなと感じました。
そんな美雪の姿に私自身も、勇気付けてもらったように、1人でも多くの方に美雪のパワーが届きますように。
フィンランドの夏の木々が青々とした色鮮やかな街や、冬の綺麗で儚い雪景色で撮った2人のシーンもとても素敵な画になっていると思うので 、私自身、早く皆さまと劇場で観れることを楽しみにしています。

高岡早紀(平井礼子役)

中島美嘉さんの曲「雪の華」をモチーフにした切ないラブストーリー。
念願だった娘の母親役をやらせて頂き、中条あやみちゃんの健気な表情がとても切なく、母親として精一杯応援しちゃいました。フィンランドの美しいオーロラも必見です!!

浜野謙太(岩永役)

僕が参加したのはフィンランドロケ後の撮影だったようで、現場にはフィンランドのいい風が流れていたように感じました。みんなおおらかにでもじっくりと良いものを撮ろうという雰囲気だったし東京の日差しの中で光合成をしながらやっているような感じ。その中で、岩永さんという、人間臭い役は緊張せずにできたし、幸せなひと時でした。出来上がりが楽しみなのはもちろん、またこんな映画に参加したいな!と思っております。

田辺誠一(若村役)

雪の華。冬の透明感、はかなさ、そして美しさ。そういった風景の中で描かれる今回の物語に参加できてとても嬉しかったです。中条さんとは3回目の共演なので、撮影の合間にもお喋りをしながら、彼女が演じる美雪の子供の頃からの主治医の役に自然に入ることが出来ました。
中条さんの持つ透明感や純粋さ、登坂君が持つたくましさや優しさがそれぞれの役のイメージにぴったりでした。
冬の日本やフィンランドの大自然を舞台にした恋の物語、奇跡のオーロラ、好きな人に出会う奇跡、かけがえのない時間。みなさんに楽しんで頂けると嬉しいです。

橋本光二郎監督

楽曲を映画にするのは、僕自身初めての経験でした。多くの世代に愛され、歌い続けられて来た中島美嘉さんの「雪の華」は、人を愛することについて歌ったとても強く、切なく、美しい曲です。映画『雪の華』も、引っ込み思案の一人の女の子がある青年と出会い、彼にただまっすぐに恋をすることで、どんどん前向きになり自身の足で人生を歩み始め、一人の女性として成長してゆくラブストーリーです。またとても純粋な愛の物語であると同時に、たった一度でも勇気を出せば誰にでも起こりうるお話だとも思っています。
物語の核となる、彼女に生きる勇気を与えていく男性役として登坂広臣君、恋によって一人の女性として成長してゆく女の子を中条あやみさん。今、最も魅力ある二人が役柄に誠実に向き合い、繊細に時にコミカルに演じてくれている姿もこの映画の魅力だと思っています。
フィンランドの壮大な景色とともに、これまでとは一味違ったラブストーリーになると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

岡田惠和(脚本)

一時だけのヒット曲ではなく、後世にずっと残っていく曲でないと、この企画は成立しません。そして映画の最後にこの歌が流れることが約束されているという企画ですので、どういう関係の二人のどんなストーリーが一番しっくりくるのか、かなり考えました。
中高生は憧れが持てるように、そして大人の人たちにも共感してもらえるように、とにかく恋におちていく二人が、かわいく見えたらいいなと思いながら書いていました。
すごくシンプルに言うと、諦めないで勇気を振り絞れば、きっと何かが起きるという物語です。観た方が自分の可能性を信じられる映画になったらいいなと願っています。あとはやはりラブストーリーですので、悠輔と美雪に思いっきり感情移入して、ハラハラしながら二人の恋の行方を見守っていただけたら、うれしいですね。

渡井敏久(プロデューサー)

2014年12月30日に行われた「一万人の雪の華」という、観客1万人で中島美嘉さんの「雪の華」を合唱するイベントに参加した事からこの企画が始まりました。元々知っている曲でしたが、今も衰えない圧倒的なパワーを感じ、この楽曲をモチーフに映画が作れないかと考えました。“初めて愛を知った喜び”と、“相手を想う強い気持ちと決意”が、美しいメロディーにのせて歌い上げられている曲ですが、聴く人が幸せな時も、そして恋を失くした時も、そっと優しく寄り添ってくれるラブソングだからこそ、いつの時代も人々に愛される魅力があり、この歌が画になった時により多くの感動を届けられるに違いないと確信しております。年代を超えて愛され続けている「雪の華」という楽曲の強さを借りて、純粋な王道のラブストーリーを皆さんにお届けできたらと思っております。観て頂いた方々に“一生懸命生きていれば何かが変わる”と、希望をもって頂けるような映画になれば幸いです。

■公開情報
『雪の華』
2019年2月、全国ロードショー
出演:登坂広臣、中条あやみ、高岡早紀、浜野謙太、田辺誠一
主題歌:中島美嘉「雪の華」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
監督:橋本光二郎
脚本:岡田惠和
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作:映画「雪の華」製作委員会
企画・制作プロダクション:エー・フィルムズ
(c)2019映画「雪の華」製作委員会
公式サイト:http://yukinohana-movie.jp
公式Twitter:@yukinohanamovie

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