静かに微笑む瑛太とむせび泣く生田斗真の姿が 瀬々敬久監督作『友罪』予告編&本ビジュアル

 『64-ロクヨン-前編/後編』の瀬々敬久が監督を務めた映画『友罪』の予告編と本ビジュアルが公開された。

 本作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞した薬丸岳が2013年に発表した、神戸児童連続殺傷事件を彷彿とさせ話題を呼んだ同名小説を映画化したもの。ある町工場で働き始めた元週刊誌ジャーナリストの益田と、他人との交流を頑なに避ける鈴木は、同じ寮で暮らすうちに少しずつ友情を育てていく。そんな折、彼らが住む町の近くで児童殺人事件が起こり、世間では17年前に日本中を震撼させた凶悪事件との類似性が指摘される。そして益田は、鈴木が当時14歳だった犯人の少年Aだということに気付く。

『友罪』本予告

 公開された予告編の冒頭では、カラオケを楽しむ益田と鈴木の仲睦まじい様子が映し出されるが、直後に空気が一変。不穏な空気が漂うなか、鈴木がかつての少年Aだと疑いを持つ益田は、声を震わせながら「友達なら教えてくれよ……、何やったのか」と鈴木に問う。さらに、加害者の父親として、日々贖罪に向き合うタクシー運転手・山内(佐藤浩市)、AV出演を強いられた過去を持つOL・藤沢(夏帆)、益田の元恋人であり、自身もジャーナリストの杉本(山本美月)、鈴木の少年院時代の担当法務教官・白石(富田靖子)らの姿も。映像は、「抱えるしかないだろ。あいつらは死んで……。でも俺たちは生きてる」という益田の言葉で締めくくられる。

 一方の本ビジュアルは、既に公開されていたティーザービジュアルをベースに、佐藤演じるタクシー運転手の山内、夏帆演じるOLの藤沢、山本演じるジャーナリストの杉本、富田演じる担当法務教官の白石らの姿が追加されている。

 映画化にあたって、瀬々監督は「“覚悟”というよりは、こういう世界があってほしい“願い”と言えるかもしれません」とコメントしている。

■公開情報
『友罪』
5月25日(土)全国ロードショー
監督:瀬々敬久
原作:『友罪』薬丸岳(集英社文庫刊)
出演:生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市
製作幹事:WOWOW/ハピネット
配給:ギャガ
(c)薬丸 岳/集英社 (c)2018映画「友罪」製作委員会
公式サイト:http://gaga.ne.jp/yuzai/

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