「HiGH&LOW THE LAND」&「HiGH&LOW THE MUSEUM」徹底レポート!

「HiGH&LOW THE LAND」徹底レポ

 LDHによる一大エンターテイメントプロジェクト『HiGH&LOW』とよみうりランド(東京都・稲城市)がコラボし、作品世界を追体験できる施設「HiGH&LOW THE LAND」&「HiGH&LOW THE MUSEUM」が絶賛開催中だ。

「HiGH&LOW THE LAND」の入り口の門には「達磨一家」の文字が
夕暮れ時は提灯のあかりで、まさに夏祭りの雰囲気に

 「HiGH&LOW THE LAND」は「達磨一家のプロデュースする山王街の夏祭り」をコンセプトにしたイベントスペース。縁日のような射的コーナーを設置し、飲食スペースでは『HiGH&LOW』のキャラクターにちなんだフード&ドリンクメニューが用意されている。また、日替わりで作品にちなんだゲストがステージに登場するのも魅力のひとつ。来場したゲストはいろいろな場所にサインを書いているので、ぜひ、探し出してみてほしい。「HiGH&LOW THE MUSEUM」では実際にキャストが着用した衣装や、チームの世界観を再現したセットが設置され、まるで 『HiGH&LOW』の世界にいるような感覚を体験することができるのだ。

「HiGH&LOW THE MUSEUM」の入り口
雨宮兄弟の自宅セット

 今回、脚本家の平沼紀久氏を迎えて、「HiGH&LOW THE LAND」&「HiGH&LOW THE MUSEUM」に込めた想いや裏話を伺った。

 まずよみうりランドの園内に足を踏み入れると、琥珀と九十九の特大パネルが目に入る。園内のさまざまな場所に山王連合会・鬼邪高校・White Rascals・RUDE BOYS ・達磨一家のパネルが設置されており、記念写真撮影にピッタリのプレイスとなっている。なお敷地内は広大かつ斜面もあるため、スニーカーなどの歩きやすい靴の着用を推奨したい。

琥珀と九十九の特大パネル

 コラボというだけあって、よみうりランドの一部アトラクションもHiGH&LOW仕様になっている。大観覧車もSWORD仕様になっており(全46台中各チーム2台づつ)、中ではオリジナルラジオ番組を聴くことができる。ジェットコースター「バンデット」は山王連合会、4Gの重力で打ち上がる「クレージー・ヒュー」、マイナス2Gの重力で一気に落下する「クレージーストン」の2台のアトラクションは雨宮兄弟、バンジージャンプはRUDE BOYS 、お化け屋敷は山王連合会のダン・テッツ・チハルプロデュースというコンセプトになっている。(※バンジージャンプ以外はワンデーパス利用可)平沼氏いわく、このチョイスにも意味があるとのこと。

「やっぱり遊園地といえば、観覧車とジェットコースター。花形のジェットコースターは山王連合会なんじゃないかな。『クレージー・ヒュー・ストン』は2つあるから雨宮兄弟、バンジージャンプもパルクールなイメージがあって、RUDE BOYS っぽいでしょう?」(平沼氏)

雨宮兄弟のクレージー・ヒュー・ストンとRUDE BOYSのバンジージャンプ

 山王連合会のダン・テッツ・チハルのプロデュースするお化け屋敷にも、現地で体験してほしいので詳細はふせるが、いかにもキャラクターたちが考えそうな仕掛けも施されている。気になるのがパネルにあしらわれている「DTC」のロゴ。ダン・テッツ・チハル3人の頭文字であることは推測できるのだが……?

「山王連合会のメインはコブラ、ヤマト、ノボルの3人。そこにもう1つ対を作りたかったんですよね。名前の由来ですか? 頭文字を1文字づつとるのって、ちょっとかっこ悪いじゃないですか(笑)。ダンは少し雨宮兄弟に憧れていて、『HiGH&LOW THE LIVE』(※16年に開催された、『HiGH&LOW』の世界をフィーチャーしたライブ)でも”雨宮兄弟ごっこ”をやったんですけど、今回のロゴも雨宮兄弟を意識して羽が生えているんですよ(笑)」(平沼氏)

 また、併設されている「らんらんホール」にて、平日は彼ら3人のショートムービー映像や『HiGH&LOW』✕『CLAMP』のショートアニメなど上映、休日は『HiGH&LOW THE MOVIE SPECIAL EDITION』の「応援上映(※声を出したりサイリウムを振って”応援”できる上映形態)」も開催中。初公開映像を含んだ2時間半の特別版になっており、ファンなら必見の内容になっている。

「『HiGH&LOW THE MOVIE』を映画作品としてまとめるためには、使いたいシーンも泣く泣くカットしなければならないシーンが沢山あったんです。キャストさんもスタッフさんを含めあんなに頑張ったんだから、皆さんに見ていいただこうというHIROさんの愛ですよね。また違った楽しみ方をしてほしいです」(平沼氏)

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