映画・ドラマはなぜ出演者の不祥事で“上映中止”になるのか? 弁護士に見解を聞く

「不祥事を起こした人物の映った作品を公開すること自体は、法的には特に問題はありません。とはいえ、逆に俳優の方から自分のシーンがカットしないよう要求する法的権利があるわけでもありませんし、俳優の出演契約では作品や企業のイメージを損なうような行為は禁じているはずです。過剰反応だという批判はあり得ますが、たとえば未成年との性的スキャンダルについて世論が厳しいのは日本だけではありません。出演シーンカットが難しい場合には、上映中止という判断もあり得るだろうと思います」

 ドラマや映画は、多方面に大きな影響がある製作物である以上、「法的には問題ない」では済まないケースが多いようだ。作品を楽しみにするファンのためにも、俳優たちには人々の憧れの存在であり続けることを求めたい。

(取材・構成=松田広宣)

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