竹内涼真 VS 菊池風磨、異なる二人の個性ーー『時をかける少女』イケメン対決の行方は?
『時をかける少女』が、いよいよ本日8月6日に最終回を迎える。先週7月30日に放送された第4話では、浅倉吾朗役を演じる竹内涼真の演技が光っていた。第4話では、めでたく恋人同士になった芳山未羽(黒島結菜)と深町翔平(菊池風磨)の幸せなデート模様が描かれると同時に、叶わぬ恋に苦しむ浅倉吾朗の姿が映し出されていき、最終的にはすべてをさらけ出した吾朗が芳山に告白する展開を見ることができた。番組終了後は、叶わぬ恋を健気に克服しようとする吾朗の姿に共感を覚えたり、吾朗の告白に胸を打たれた視聴者も少なくないようだ。
放送当初から、視聴者の間では、菊池風磨の深町派か竹内涼真の吾朗派かで意見が分かれることがあった。芸能ライターの佐藤結衣氏は竹内涼真演じる浅倉吾朗の魅力についてこう語る。
「浅倉吾朗役は、戦隊シリーズを経験し誠実なイメージを持つ竹内涼真にぴったりな役だと思います。それに吾朗のキャラクターは感情が視聴者に伝わりやすく、自分の考えている通りに行動できないけれど、何事も一生懸命になる姿は、応援したくなるものでした。頼り甲斐があって、自分のことを絶対的に好きでいてくれる真っ直ぐなキャラは女性から見てもポイントが高いですし、こんな幼なじみがいたらいいのに、と思っている人も視聴者の中にはいると思います。その上、私生活では3人兄妹の長男であり、年齢の割りにしっかりとしている印象があるので、大人の視聴者層も好意的な目線で見てくれるはず。彼が持つ好青年的な魅力は同世代の俳優に少ないタイプだと思いますし、硬派なイメージがありながらも第4話では下着でプールに飛び込んだり、歌を披露したりといったサービス精神もあるので、世代や性別を問わずに受け入れてもらえるかもしれません」
また、Sexy Zone・菊池風磨との対立も竹内の魅力を引き立てていると続ける。
「深町翔平役を務める菊池風磨は、どちらかというと何でもスマートにこなしてしまうタイプなので、彼との対立も竹内が持つ不器用だけど魅力的な人柄を引き立てるポイントでしょう。飄々とした深町に対し、女の子慣れしていない竹内の感じも、女性的には好印象だと思います。それに、もともと器用に何でもこなせてしまうイメージがジャニーズメンバーにはあり、逆に竹内のようなタイプはジャニーズに少ないと言えるため、ジャニーズファンにとっても新鮮に映るのかもしれません。おそらく、視聴者の中には菊池風磨目当てのジャニーズファンが一定数いると思うので、彼と人気を二分できるポテンシャルを持つ方でないと、今回の役を成立させるのは難しかったはず。竹内派か風磨派か、となっている今のバランスはベストと言えます。ジャニーズファンには、注目度のあまり高くないジュニア時代から応援する、という特有の文化があります。現在売り出し中の竹内に関しても、それまでノーマークだった素敵な人を見つけたから応援し始める、という流れから人気が出ても不思議ではないでしょう」
また、長男のイメージを前面に打ち出した役もハマっていると、佐藤氏は語る。