松岡茉優、水原希子、波瑠……相次ぐ人気女優のアニメ声優への挑戦
7月16日に放送されるスペシャルアニメ『ONE PIECE 〜ハートオブゴールド〜』(フジテレビ系)では、水原希子がアーチャー・クイーンのナオミ・ドランクを務める。ナオミ・ドランクは、宝石が大好きで、常に酔っぱらっているが、酒を飲めば飲むほど弓の命中率が上昇するというキャラクターで、主人公のルフィたちとは敵対関係にある役どころだ。今回が声優初挑戦となる水原は、「深く考えずに自分が思ったとおりにやってみました。監督にも気に入っていただいて、楽しかったです。常にけんか腰の口調でいるところに気をつけました。普段は男勝りなんですけど、実際に攻撃されるときは女の子っぽくなっちゃったりするので、その二面性を見せられたらいいなと思って演じました」と、意欲を見せている。(引用:cinemacafe.net/水原希子、「ワンピース」映画前日譚SPで声優に初挑戦! ルフィたちを襲撃)モデルや女優としてクールなイメージも強い水原だからこそ、どんな二面性を見せてくれるのか気になるところだ。
波留は、現在公開中の『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』で、おもちゃの星のお姫様ルンダの声優を担当している。ルンダは、“みんなが自分のために何かをしてくれる事が当たり前“と思っているワガママなお姫様だ。連続テレビ小説『あさが来た』では、お転婆で好奇心旺盛な主人公あさ役を演じ、広くお茶の間に親しまれた。当時波留は、あまり活発な役柄を演じるイメージがなく、どちらかというと綺麗な大人の女性という印象があった。しかし、そのイメージを払拭するかのごとく見事に“あさ”になりきり、若い頃のあさから年老いたあさまで演じきった。役者としての幅広さ、その引き出しの豊富さに驚いた視聴者も少なくなかっただろう。きっと、声優としても我々の予想を超えるような活躍を見せてくれるのではないか。
ほかにも、7月16日に公開される『ファインディング・ドリー』では、中村アンがドリーの家族探しのカギを握るジンベエザメの女の子を担当し、8月11日に公開される『ペット』では、永作博美が仲間たちをひとつにまとめる姉御肌の猫・クロエ役を務めている。どちらもアニメ声優は初挑戦とのことで、新たな一面を見せてくれそうだ。
女優が声優を務めることには様々な意見があるが、普段の彼女たちの演技を知っているからこその楽しみもあるだろう。彼女たちがキャラクターたちにどんな命を吹き込むのか、大いに期待したい。
(文=戸塚安友奈)