ジェーン・スー最新刊『介護未満の父に起きたこと』 毎食の手配から大掃除までサポートする日々の記録

ジェーン・スー『介護未満の父に起きたこと』(新潮社)が8月20日に発売された。
5年前、ワケあって突然ひとりで暮らしを整えなければならなくなった父(82歳)。唯一の家族である娘のジェーン・スーが、そんな父のピンチに一念発起。毎食の手配から大掃除までサポートに奔走。その詳細な記録をまとめたのが本書だ。
「ペットボトルが開けられない」「明日の予定がわからない」など、日に日に「できないこと」が増えていく父の生活を、献身的に、ときにウンザリしながら支えていく著者。
合言葉は「ビジネスライクに」。「老人以上、介護未満」の身に何が起きるのか、その時期に必要なケアと心構えはーー。父の「介護前夜」に奔走した娘が綴る、七転八倒の5年間の記録。
■著者メッセージ
人はいきなり「要介護」になるわけではない。その手前が意外と長く、険しい。87歳の父が身をもって教えてくれたことです。要介護未満ながら、誰かの助けがないと生きていけないお年頃の父と、如何に付き合うか。たった二人の親子です。「喧嘩しない」を最大のテーマに、遠隔サポートの試行錯誤を記しました。
■著者紹介
ジェーン・スー
1973年、東京生まれ。コラムニスト、ラジオパーソナリティ。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」、ポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」のMCを務める。2015年、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で、第31回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)、『へこたれてなんかいられない』(中央公論新社)など。
■書誌情報
『介護未満の父に起きたこと』
著者:ジェーン・スー
価格:990円(税込)
発売日:2025年8月20日
出版社:新潮社






















