スケベな老人、酒豪に壮絶な過去……バトル漫画に欠かせない師匠キャラ「あるある」といえば?
バトル漫画に欠かせない要素とは何だろうか? 主人公のライバルキャラや熱い戦いなど、答えはいくつか浮かぶだろう。しかしストーリーを盛り上げるうえで、主人公にとって師匠にあたるキャラの存在も大きい。ネット上では、バトル漫画における“師匠キャラあるある”が話題になっている。
定番だけど涙なしには見られない“師匠キャラあるある”
バトル漫画の師匠キャラといえば、『ドラゴンボール』の亀仙人やピッコロ、『NARUTO』の自来也など枚挙に暇がない。個性豊かなキャラが顔を並べていると思いきや、実は共通項も多い。そんな“師匠キャラあるある”をみていこう。
まずはバトル漫画の定番ともいえる「弟子に後を託して息絶える」「弟子をかばって死亡する」だ。当てはまる師匠キャラとして、自来也や『幽遊白書』の幻海といった名が挙がる。王道のストーリーかもしれないが、弟子に思いを託す師匠の姿と、それを受け取る弟子の姿は涙なしには見られない感動的なシーンでもある。
ピッコロも、弟子である孫悟飯を庇って死亡した師匠キャラの一人。もともと悟飯の父・悟空の敵として登場したピッコロ。ところが、修行自体は過酷なものでありながら、服や剣を与えたり、食料を与えたりと影から見守っていたのだ。
この修行期間はピッコロにとっても特別なものになり、最後はサイヤ人から悟飯を庇って命を落としてしまった……。敵として登場したキャラが修行を通して少年と心を通わせ、最後は少年を庇って命を落とす。定番かもしれないが、読者からは「作中屈指の名シーン」といわれるほど感動的なシーンだ。ちなみにピッコロは、悟飯にとって「おとうさんとおなじくらい」尊敬する人物となった。
また「弟子のピンチに駆けつけてくれる」も“師匠キャラあるある”だ。『るろうに剣心』の比古清十郎もその一人。「基本的に弟子をとらない」「酒豪」「奥義は最後まで教えようとしない」など、“あるある”の多くを持ち合わせる根っからの師匠キャラといえる存在だろう。
本来剣心に奥義を継承して命を落とすはずだったところを生き延び、剣心不在時に仲間を助けるために駆けつけて敵を退けた。「最後まで無敵」「師匠というと比古清十郎しか思い浮かばない」という声があるのも納得できる。