『名探偵コナン』に登場した個性あふれる名車たち 今買うといくら?

『名探偵コナン』に登場した名車

老若男女に広く愛される青山剛昌の漫画『名探偵コナン』。今年公開された映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』も大ヒットを記録。コミックはもちろん、アニメや映画も人気は高く、日本だけではなく、現在でも世界中に多くのファンを持つ人気作品だ。 

  そんな『コナン』にはさまざまな自動車が描かれ、読者を楽しませてきた。その一部を紹介したい。

 

シボレー・C/K(4代目)

出典:Wikipedia

  アニメ版では池田秀一が声を担当した赤井秀一。FBI捜査官であり、捜査・格闘・推理と全てに優れた人物である。またクールな風貌と声優が池田であることから、『機動戦士ガンダム』シリーズのシャア・アズナブルを連想する人もいるようだ。

  そんな赤井が登場時に愛車として乗っていたのがシボレー・C/Kの4代目。1988年から1999年にかけて製造・販売された車で、角ばったフロント部が特徴的な車だ。結局来葉峠で死亡工作をした際に車も爆発されてしまった。

フォードマスタングGT500

出典:Wikipedia

  再び表舞台に戻ってきた赤井はフォード マスタング シェルビーGT500に車を乗り換える。赤のカラーリングは、赤い彗星といわれたシャア・アズナブルを意識しているのではないかともいわれる。

  シボレー・C/Kは中古車サイトで299万~400万、フォードマスタングシェルビーGT500は1500万円程度で販売されている。

  私立探偵として喫茶店「ポアロ」で働く男、安室透。本名は降谷零で、公安警察の警察庁警備局企画課に所属する警察官というのが、彼本来の顔である。

  赤井とはライバル関係にあり、安室透という名前と声優が『機動戦士ガンダム』でアムロ・レイを担当した古谷徹であることから、2人をアムロ・レイとシャア・アズナブルの関係に見立てる声も多い。

  安室の愛車は白の「マツダ FD3S RX-7」。マツダ車を代表するスポーツカーで、車体内部にライトを格納することができるリトラクタブル・ヘッドライトが特徴的な車だ。元々人気の高い車だが、コナンの影響で人気に拍車がかかったという声もある。

  現在中古車販売サイトなどで250万~400万程度で購入できる。

ジャガー Eタイプ

出典:Wikipedia

  工藤新一の母であり、世界的な女優でもあった工藤有希子。無類の車好きで、豊富な経済力を活かし、さまざまな高級車に乗る描写があった。

  そんな工藤有希子の愛車がジャガーEタイプ。イギリスの自動車メーカージャガーが1961~75年まで製造・販売した車で、美しい流線型が特徴的だ。この古き良きヨーロッパの香りがするデザインは、工藤有希子のイメージと合致していた。

  希少価値の高いジャガーEタイプは中古車販売サイトでも価格が「ASK」となっており、値段がつかない状態だ。

日産 スカイライン R34型

出典:Wikipedia

 警視庁刑事部の刑事で、真面目な性格でコナンからの信頼が厚い高木渉。酷い目に遭うことも多いが、粘り強い捜査で手柄を立てたこともしばしばあった。

  高木の愛車は日産自動車のR34型スカイライン。スカイラインは日産自動車を代表する自動車で、1957年にプリンス自動車が生産を開始し、1941年から日産自動車が継続生産している。

  ハコスカ・ケンメリ・ジャパンなど数多くの人気車種を持つスカイラインシリーズだが、高木が乗る34型は1998年から2002年まで販売された車で、パトカーとしても使用されていた。「真面目な刑事」として描かれていた高木にピッタリの愛車といえよう。

  R34は300万から500万円程度で販売されている。

  重厚なストーリーはもちろん、車という観点からも楽しめる『名探偵コナン』。まさに稀代の名作だ。

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