警察漫画を彩る数々のパトカー 女性警官のあのミニパトから漫画家が所有のスポーツカーまで厳選紹介
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 シトロエンSM
同じく『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場したマニアックでカッコいいパトカー、シトロエンSMだ。
フランスのシトロエンが製造・販売した車で、ヨーロッパの香りを漂わせたライトが特徴的。日本には130台程度しか輸入されていないといわれ、その希少価値は非常に高い様子。
『こち亀』に登場したシトロエンSMは白と黒のカラーリングにパトライトとスピーカーがつき、「警視庁」と書かれていた。日本仕様のパトカーだが、運転席は左ハンドルだった。
シトロエンSMをパトカーにする発想と一目見てそれだとわかる画力。秋本治氏の魅力が凝縮されたエピソードと言っても、過言ではないのであろう。クルマ好きからもシトロエンSMは特に人気が高く、多く再生されている。中でもTipo & CarMAGAZINE チャンネルでもシトロエンSMをわかりやすく解説しているので、よりシトロエンSMを知りたい場合は、おすすめのチャンネルだ。
『ハコヅメ』 クラウン
泰三子原作の漫画、『ハコヅメ』。警察官として実際に勤務していた泰三子が描くシリアスとコメディがマッチした内容が人気となった。2021年7月7日からは日本テレビ系「水曜ドラマ」『ハコヅメ〜たたかう! 交番女子〜』のタイトルで戸田恵梨香と永野芽郁のダブル主演でも連続ドラマ化。その後もアニメ化され話題となった。
リアルも追求された作品だけにパトカーも本物志向で、トヨタ自動車のクラウンが主力車両として登場していた。クラウンはトヨタはもちろん、日本を代表する車。1983年の「いつかはクラウン」というキャッチコピーもあり、高級車の1つとして憧れられる存在だ。
漫画を彩ってきたパトカーたち。もう一度作品を確認してみるのも、いいかもしれない。