フランスの「睡蓮の池」を描いた水彩画、“おじいちゃん先生”の添削でどう変化? 魔法のような色使いに感嘆の声
動画共有サービス・YouTubeで漫画やイラスト、そして絵画などの「添削動画」が賑わっている。その中でも抜群の人気を誇っているのが、水彩画家&絵画講師の柴崎春通氏が運営するチャンネル「Watercolor by Shibasaki」だ。チャンネル登録者数は125万人を超える(5月7日確認時)。
柴崎氏は、1970年に和光大学芸術学科を卒業し、2001年には文化庁派遣在外研究員としてアメリカに留学。「The Art Students League of New York」等で水彩の研究を行っていたキャリアを持つ。そんな柴崎氏は視聴者から寄せられた絵画を添削し、その映像をYouTubeで公開している。決して作品を否定しない、穏やかな口調の講義は、見る者にとっての癒し時間にもなっているようだ。以前、放送されたMBS・TBS系情報番組『サタデープラス』に“バズっている人”として出演し話題を呼んだ。
そんな柴崎氏は5月1日に公開された「【柴崎の添削27】フランス~睡蓮の池。おじいちゃん先生がお直しするとどうなるか? !」と題した動画で、40代の日本人(※同チャンネルには海外からの添削希望も多い)から送られてきた水彩画を添削することに。
睡蓮といえば、フランスの画家クロード・モネが頭に浮かぶ人も多いと思うが、柴崎氏も「睡蓮といえばモネ先生を思い出しますね」とコメント。その上「とてもきれいに描かれています。筆遣いも非常に伸びやかで工夫が見られますね」と評価した。
その上で、さらにステップアップするためのポイントを説明。「緑で統一された作品で非常に良いんですけど、全体から見ると、その緑の変化というのがあまり効果的ではないように感じます」と明かした。同じ「緑」でも、そのなかでうまく変化をつける必要があるというのだ。