Erroll Garnerの記事一覧

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この人がピアノを弾く姿は、一見の価値あり。手元なんか全く見ず、見るのはお客さんの顔。ニカッと笑って、楽しそぉ〜に嬉しそぉ〜に弾きまくる。手で演奏するというより表情で演奏するタイプであり、ピアニストというより真のエンターテイナーだ。しかも激ウマ!! ストライド奏法(ズンチャ奏法)によって、左手をジャストのタイミングで弾きつつ、メロディを弾く右手は自由自在にタイム感をズラす(また、その逆も可能)。多くの場合は後ろにもたり、“ビハインド・ザ・ビート”と呼ばれていた。そして、右と左がおのおのソロをとったり、リードをとる手が入れ替わったりと変幻自在に動き回るのだ。
21年に生まれ、ジャズ・ピアノの先駆けだったガーナーは、実は譜面が読めない。3歳からピアノに触れるが、まったくの独学であったという。しかし、「ミスティ」という超名曲を生み出した彼は、感性で生きる本物のアーティストであったといえよう。

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