堂本光一、伝説を作り続ける執念と強靭なフィジカル ウィリー・ウォンカ役として再び始める“新章”
DOMOTOの堂本光一がラジオ『DOMOTOのどんなもんヤ!』(文化放送)4月7日放送回に登場し、ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の舞台裏について語った。
『チャーリーとチョコレート工場』の原作は、1964年に出版された児童文学『チョコレート工場の秘密』。その後、1971年と2005年に映画化され、2013年にはイギリスでミュージカル版が誕生。ブロードウェイでも上演されるなど、世界中から愛され続けてきた。
2023年、東京・帝国劇場でオリジナルの新演出を加えた日本版『チャーリーとチョコレート工場』が初演されると、物語のキーパーソンであるウィリー・ウォンカを演じたのが堂本だった。そして2026年、満を持してスタッフ&キャストが再集結。埼玉・ウェスタ川越でのオープニング公演を皮切りに、東京公演(日生劇場)、福岡公演(博多座)、大阪公演(フェスティバルホール)へと続く。
今作について、ラジオでは「やっぱり『SHOCK』の経験もあって、フィジカル的には全然、体の負担はないんです」と、2024年に惜しまれながらも幕を下ろした舞台『Endless SHOCK』の名を出しながら、『チャーリーとチョコレート工場』での手応えを語り始めた堂本。『SHOCK』シリーズは、堂本が作・構成・演出・音楽そして主演をすべて手掛け、24年間で全2128回を上演し、約370万人を動員したレジェンド作品である。公演数を重ねるなかで「もっともチケット入手が困難な舞台」と呼ばれるまで人気を高めていったのは、堂本の執念とも言えるこだわりと熱演があったからだ。
イリュージョンやフライング、そして22段の高さからの階段落ち。体力も気力も限界を突破していく姿は、作品のテーマとなっていた“Show Must Go On”(ショーは続けなければならない)を体現するもの。『SHOCK』は、堂本のショーマンとしての生き様そのものだった。その作品が一区切りを迎えるタイミングで出会ったのが、『チャーリーとチョコレート工場』なのだ。
ウィリー・ウォンカは、カラフルでポップでおいしいお菓子を生み出す工場長。一見すると柔らかな印象だが、わがままな子どもたちに対して容赦なく接する毒っ気も併せ持つ。夢を与える存在でありながら、ときに現実的な一面を垣間見せるキャラクターは、堂本光一というエンターテイナーのパーソナルイメージとも重なってくる。ショーを通して次世代を生きる子どもたちに与えられる希望。彼のエンタメ人生における、まさに新章とも言える舞台だ。
では、なぜそんな“はまり役”の役柄に対して「めちゃくちゃ脳が疲れるのか」というと、「ウォンカはすべて語っていることが、もう3歩先を行っているんですよね。ということは、そのセリフ、その言葉を言っているときは、3歩先を行っていないと間に合わないんですよ。だから、脳がフル回転状態」なのだそう。
加えて、物理的なセリフ量も多い。特に2幕は「ずーっとステージにいて、ずーーっと喋ってるか歌ってるか」と苦笑い。その様子に、今年2月に行われた製作発表記者会見で、「東宝さんに騙された部分もあります」「『チャーリーが頑張って動くからウォンカは立っていればいいよ』って言われてたのに」なんてボヤいていたことを思い出した。それでも、「フィジカル的には全然」と言い切れるところに、これまで培ってきたものの大きさを感じさせる。
製作発表記者会見では「『50、60(歳)になってもできる役なんじゃないか』とスタッフや周りの方にも言われて」「自分としても嬉しくて。このウォンカという役を大事に演じられたら」とも話していた。新たなライフワーク、新たなレジェンドミュージカルとして長く愛される作品になっていくのではと期待が高まる。
そのなかで、ウォンカというキャラクターを演じる上で、注目を集めていたのが、ネイルだった。ラジオでは「自分で塗っています」と明かし、上演後に表に出る仕事があるときはその場で落としていくが、そうではないときには手間を省くために塗りっぱなしだという。
しかし、まだ“ネイルをしている自分”に気恥ずかしさがあるようで、劇場からの帰り道に寄ったガソリンスタンドでは、精算時にカードをグーの状態にした手に挟んで渡したり、なんとか隠しながらペンをもらってサインをするという小さな抵抗を見せたというエピソードを披露。また、2023年の初演のタイミングでは食事の機会があったというが、堂本が舞台中だと知っている相手だとしても、ネイルをしている自分が「恥ずかしかったですね」と笑う。
一方、そんな強靭な舞台人としてのフィジカルを持つ堂本でも、リスナーに「どうしたらええ?」と頼らずにいられないのがクレンジング問題だった。奇抜なメイクをする本作では、2公演になると1日に何度も化粧を落とす必要がある。ハードコンタクトレンズを使用している堂本は、オイル系のものを使うとレンズに油膜がついてしまうのが悩みだという。
そこで手軽なシートタイプのクレンジングを使っていたところ、皮膚の薄いまぶたに負担がかかり、激痛が走ったそう。まぶたに軟膏を塗りながら残りの公演数を乗り切ろうとしている堂本。どうか相性の良いクレンジング方法が見つかり、安心して何年、何十年とこの先の公演数を重ねていってほしいものだ。






















