リアルピース ソロインタビュー Vol.1:かずぅ「僕は自分のことを神だと思ってる」 勝利の星のもとに生まれた理由

「2年後には絶対売れるから」と約束して。1年10カ月までマジで結果が出なかった
――当時、貯金はいくらあったんですか?
かずぅ:300万ぐらいですね。本当に無職の状態から活動を始めて、なんとかここまできました。今はヒーローとかアイドルとか、ギャル男の友達まで、出会ったみんなにめっちゃ感謝しています。すべてがあって今の僕が成り立っていますから。
――グループ立ち上げから現在までを振り返って、どのように感じますか?
かずぅ:最初は想像以上にキツかったですね。未経験の状態でやっていたらツラくは感じなかったと思うんですけど、もともといたファンがほとんどいなくなってしまったんですよ。僕のことを知ってくれていた人たちには、「あいつ、今何やってんの?」「ひとりでやるなんてバカじゃないの?」とめちゃくちゃ言われて。たしかに、普通に考えても意味がわからないじゃないですか(笑)。
――突飛な行動ではありますよね。
かずぅ:メンバー集めも最初は上手くいかなかったし、稼ぎもゼロだったので、「日本一になると決めたけど、失敗したかな?」と不安になりましたね。でも、やるしかないじゃないですか。とにかく仲間になってほしい人にDMを送って、今のメンバーを集めました。最初にこーた(神崎洸太)とかちょ─に声をかけて、3人でジョナサンに行ったんですよ。「超嬉しい! 俺らは絶対に行けるわ!」と泣きながら言ったんですけど、ふたりはめっちゃ引いてて。
――それが初対面ですか?
かずぅ:そうです。僕がこれまでどんな人生を歩んできたのかを、ふたりは何も知らないから、「こいつ、大丈夫か?」みたいな顔をしてました(笑)。そのあと、なお(渡邊尚介)とこぺ(村上耕平)が入って。あ、5人が初めて揃った日もジョナサンに行きましたね。そこで4人には「1年目は稼げないし、全然上手くいかないから、しんどい経験を味わうことになる。だから2年ほしい。2年後には絶対売れるから」と約束して、本格的に活動を始めたんです。すごいのが、1年10カ月が経つまでは、マジで結果が出なかったんですよ! でも、最初に僕もそう宣言していたから、みんなは焦ってなくて。僕ひとりだけが苦しんでいました。「マジで何にもなってないじゃん! やっべえ!」って。
――そうは言ったものの、本当に何もないぞ、と。
かずぅ:まったく売れてないなかで、みんなは本当によく頑張ってくれましたね。イベントをやってもお客さんが5人の日もザラで、2人の日もありましたから。1stワンマンライブは1000人キャパの会場に500人を集めました。でも、僕らがちゃんと集客できたのは180人くらいで、残りはなおの友達でした。
――なおさん、すごいですね。
かずぅ:なおは大学を卒業したばかりだから、友達がいっぱいきてくれたんです。
――ということは、純粋なお客さんはMAXで180人だったと。
かずぅ:どんなに頑張っても180人。イベントに加えて、毎日配信とかもしてました。だから、何も結果が出てないのに、めっちゃ忙しいんですよ。最悪ですよね。あの時は、みんな地獄だったと思います。で、そこから1年10カ月分が経ちまして。一度結果が出ると広まるのは早いんです。いきなり動画の再生数が伸び始めて、3カ月後にはお客さんが800人になっていました。
――軌道に乗ったら早い。
かずぅ:よかったのが、軌道に乗り始めた時点で、すでに1年10カ月分の動画がYouTubeにアップされていたんです。バズったタイミングでMVとか企画動画が全然なかったら、一発屋になると思うんですよ。TikTokで曲だけが流行って、そのまま一発屋で終わっちゃったり。そういう人って、YouTubeをやっていないことが多くて、ほかに観る動画がないから、ファンになる要素がない。僕らはバズった時点で、動画コンテンツが完璧な状態に仕上がっていた。そこから「この人たちの動画は面白いな」「試しにイベントに行ってみようかな」と思ってくれる人が多かったのがデカかったです。修行期間に“リアルピースチャンネル」という家を作れたのがよかったですね。そう考えると、1年10カ月のあいだに有名にならなくてよかったのかも。大変な思いをしておいて正解でした。

――リアルピースは、来年11月3日にLaLa arena TOKYO-BAYでワンマンライブをするまでに成長しました。
かずぅ:みんなが「無理だ」と思っている現実を変えることって、実は難しくないと思っていて。たとえば、このテーブルの上に携帯を置いたら、“なかった”ことが“ある”状態になる。そうやって、誰もが生活のなかで現実をガンガン変えているんですよ。現実を自分で変えながら歩んでいるのが“人生”。それを2年バージョンにすればいいだけなんです。夢が叶っていない状態から、先を見据えて少しずつ現実を変えていけば、その夢を掴むことができる。それって、何もないテーブルに携帯を置くこととイコールなんだと思いますね。みんなは1、2秒の現実を変えているけど、それが長いスパンになった途端に「いや、日本一になるなんて無理だよ」と言う。でも、不可能なことじゃないんですよ。それは声を大にして言いたいです。
――最後にお聞きしますが、かずぅさんにとってリアルピースとは何ですか?
かずぅ:とあるイベントをした時、僕がステージに行こうとしたら、ステージ上にいるかちょ─とこーたを見つけた子どもが「あ、リアルピースだ!」と言って、僕のことを突き飛ばしたんですよ。その瞬間に「あれ? 俺もリアルピースなんだけどな」って、めっちゃ変な気持ちになったんですよ(笑)。「リアルピースとは何か?」の答えが、僕のなかでも腑に落ちてないというか。
――大袈裟に言うと、初めてじゃないですか? かずぅさんのなかで解読できないことって。
かずぅ:ああ、たしかに! これまでだったら「リアルピースは人生です」と答えたかもしれないけど、「じゃあ30代までの歩みは人生じゃないのか」っていう話にもなると思いますし。子どもたちが僕のことを見て「リアルピースだ!」と言うことがあるんですけど、それにも違和感があって。「かずぅだ!」ならしっくりくるけど、「自分ひとりでも“リアルピース”なのか?」って。なので、「リアルピースとは何か?」の質問の答えは、日本一を獲ってからわかるのかもしれないですね。

■公演情報
『リアスマス2025』
2025年12月8日(月)Zepp DiverCity (TOKYO)
OPEN 17:30/START 18:30
公演詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3440
■ツアー情報
『リアフェスin全Zepp』
2026年1月18日(日)Zepp Haneda (TOKYO)
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3448
2026年2月23日(月・祝)Zepp Fukuoka
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3449
2026年3月22日(日)Zepp Shinjuku (TOKYO)
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3450
2026年4月19日(日)Zepp Namba (OSAKA)
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3451
2026年5月17日(日)Zepp Nagoya
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3452
2026年6月20日(土)KT Zepp Yokohama
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3453
2026年7月18日(土)Zepp Sapporo
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3454
2026年8月30日(日)Zepp Osaka Bayside
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3455
2026年9月13日(日)Zepp DiverCity (TOKYO)
OPEN 13:00/START 14:00
詳細:https://realpiece.jp/event.php?id=3456
リアルピース オフィシャルサイト:https://realpiece.jp/index.php
X(旧Twitter):https://x.com/R_ealpiece
YouTube:https://www.youtube.com/@リアルピース
TikTok:https://www.tiktok.com/@realpiece9




















