SHO-SENSEI!!が歌詞で導く新時代のラブソング 白石聖出演MVでも話題――「エリー」で結実した圧倒的な共感性

4月にリリースされた「ラブレタ」もシンプルな言葉や言い回しだけを使いながら、聴き手が情景や心情を膨らますことのできるものになっていて、一聴すれば誰かに宛てる“ラブレター”にまつわる愛の歌に聴こえてくる。しかし、noteに書かれたセルフライナーノーツ代わりのエントリー(※2)を読むと、SHO-SENSEI!!が自分の納得できる音楽を生み出したいという、自身に向けた曲であったことがわかる。そのエントリーは「曲名がラブレターじゃないのは別にラブレターの歌じゃないからです。これは僕にとってのsosであり、いわばまあ日記です」という一文で締め括られている。
日記を書くように自分のリアルを歌いながらも、共感性の高い歌詞として響かせるためには、もちろん言葉だけではなく、メロディ、歌い方、トラックなど、音像にまつわるすべての工夫が重要である。SHO-SENSEI!!は、リスナーが音楽を聴いた時に何を“ポップ”、“ロック”、“HIPHOP”と感じるのかは非常に曖昧であることを理解し、それを巧みに操るようにして、ソングライティングを行っている。「エリー」は、冒頭はギターアルペジオと歌から始まり、邦ロック的な空気をまとわせながら、メロディがあまり動かずにHIPHOP的に聴かせるBメロを挟んで、1サビでは〈ねえ、エリー〉と頭で歌い上げてボーカルを重ねるという極めてJ-POP的な手法を取っている。そして2サビでは、またあまり動かないメロディでありながら、青春を感じさせる合唱のようなサウンドプロダクションが施されている。そうしてJ-POP、邦ロック、HIPHOPの手法を駆使し、シンプルな言葉でありながらしっかりとエモーションを掻き立て、最後に向けてはカタルシスすら感じさせる楽曲を完成させているのだ。
「エリー」のMVの監督を務めたのは、数々のMVやCMを手がけ、最近ではNetflixシリーズ『グラスハート』でも注目を集めている柿本ケンサク。MVに関して、「この曲と共に『今、大切な人に、誠実にありたい』という気持ちを伝えたいと思いました」(※3)とコメントしている。白石聖のキャスティングは、柿本の意向だったという。白石の演技は、曲の登場人物である“エリー”がいくつもの感情を抱えていたことが伝わってくるような表情が光っている。白石は「MV撮影では過去のシーンからの撮影だったので、SHO-SENSEI!!さんと初対面で楽しいシーンの撮影というのが大丈夫かな?と不安な気持ちもあったのですが、すごくお話ししやすくて和気藹々とやらせてもらいました」(※4)とコメント。SHO-SENSEI!!と白石がを演じるシーンもまた、この楽曲に対する想像を膨らませてくれる。
※1:https://rockinon.com/interview/detail/208253
※2:https://note.com/sho_sensei/n/n632b84a57315
※3、4:https://realsound.jp/2025/07/post-2074885.html
■リリース情報
SHO-SENSEI!! 配信限定シングル「エリー」
配信中
配信リンク:https://lnk.to/K48e1NID
■ツアー情報
『SHO-SENSEI!! スローバラード TOUR』

10月3日(金)神奈川 横浜BAYSIS
OPEN 18:30 / START 19:00
10月8日(水)大阪 大阪 BIGCAT
OPEN 18:00 / START 19:00
10月13日(月・祝)新潟 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
OPEN 17:30 / START 18:00
10月24日(金)香川 高松TOONICE
OPEN 18:30 / START 19:00
10月25日(土)岡山 岡山YEBISU YA PRO
OPEN 17:30 / START 18:00
11月14日(金)宮城 仙台Darwin
OPEN 18:30 / START 19:00
11月21日(金)愛知 名古屋Electric Lady Land
OPEN 18:00 / START 19:00
11月24日(月・祝)静岡 浜松FORCE
OPEN 17:30 / START 18:00
11月28日(金)広島 広島SECOND CRUTCH
OPEN 18:30 / START 19:00
12月5日(金)北海道 札幌 BESSIE HALL
OPEN 18:30 / START 19:00
12月10日(水)福岡 福岡DRUM Be-1
OPEN 18:30 / START 19:00
12月18日(木)東京 Spotify O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00
料金:前売り¥4,800(税込/ドリンク代別)
チケット:https://eplus.jp/shosensei/
最速先行:2025年7月9日(水)18:00~7月21日(月・祝)23:59
■関連リンク
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